BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2009年04月

最近、音楽を聴く理由がわからなくなっていた。

なぜおれは、新しい音楽を求め、探し、聴こうとするんだろう。
少ないオフの時間を削って、お金をつぎ込んで、
その行為に、いったい何の意味があるんだ?



考えても答えの出ない問いかけを前に、
UNISON SQUARE GARDENの田淵智也のブログを読んでハッとした。


田淵智也の「脱サラ日記」



なんの価値も生み出さなくても、ただの消費でしかなくても、
楽しければそれはおれにとって意味のあることなんじゃないか?

自分が楽しいと思えるなら、
音楽を聴くことも、映画を観ることも、美術展に行くことも、
世の中に何の影響ももたらさなかったとしても、認めていい。

自分がハッピーになれて、それがおれのエネルギーになるなら。


認めたくなかったたくさんの楽しいことを、
認められるような気がしてきた。


おれは書くのがすきみたい。

思ったことを伝える手段として、書くことを選ぶ。
話すより書くほうが得意だから。
だからこうやってブログ書いてるんだろう。

でも、伝わるなら必ずしも文章にしなくてもいいとも思う。
リンク置いたり、画像挿入したりできるブログというメディアはおもしろい。



ネットブックを買ってイー・モバイルの契約をした。
いちばんの理由は、もっとブログを書きたかったからだ。

家に帰ると疲れて書く気になれない。
電車に乗る時間が長いので、電車の中で座って書きたいと思った。

いままさに、そうして書いてるのだ。



カバーに書かれたイントロダクションだけで「よさそう」と思って買ったコミック。
社会人2年目の悩みとか堂々巡りな思索とかリアルすぎて、笑えるし・・・もう泣きそうでした。

世間的には愚かなこと極まりない決断をした主人公を羨ましく思ったりしながら、
じゃあ今の自分にできることは何だろうと、現実を受けとめる勇気をくれるマンガです。



読み終えて1週間、なんと映画化のニュースが「飛び込んで」きました。
しかも主演は宮崎あおい!



http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000mctpa.html



公開予定は2010年。
その頃おれは何してるかなぁ。今と同じ場所にいるのかなぁ。


ヤフーがGyaO買収、映像配信統合へ…無許可投稿に対抗 - 読売新聞

Yahoo!動画とGyaO統合、「権利者を尊重する」No.1動画配信プラットフォームに - ITmedia News



えっ?あっ、そうなの?・・・!


日本の映像文化をYouTubeやニコニコ動画が支えているのは明らかだけど、
著作権問題に対応したオンデマンドの無料映像配信が整備されていくのは
健全な民間の動きだと思う。期待したい。


参考 - Yahoo、GyaO買収。その狙いを推理する



ポリシーの説明と、方向性の提示が、ぜひとも欲しいっす。宇野さん。



映画「ホノカア・ボーイ」 2009.3.14公開

http://www.honokaa-boy.jp/



岡田将生、初の主演映画。
出演代表作「天然コケッコー」「太陽と海の教室」などでは、
未来へ歩みだすために自分のたいせつなものと別れなければいけない
男子中高生をせつなく演じてきたが、今回のキャラクターの心情描写にも
その経験が反映されている。
彼の無垢な雰囲気が物語の舞台とマッチした良作に仕上がっている。


話のテンポ感は「かもめ食堂」に似ているかも。
その舞台を常夏のハワイに、主人公を若い男に、設定を変えたら、
こんなにやわらかで甘酸っぱい映画になりました。と評してみるのは、安易かな?

若い男、と言っても、配役は難しい。主人公はなにか夢を語るわけでもなく、
特に落ちこぼれというわけでもなく、心にトラウマを抱えているわけでもない。
シリアスさを感じさせず、熱っぽくもなく、静かに快活なごく普通の大学生を、
単独で演じられるのは、彼以外にあまり思いつかない。


音楽も素敵で、ゆったりと観ているうちに、心のコリがほぐれていく。
ハワイの田舎町の広くて青い空はとても開放的。料理がおいしそう。
登場人物のファッションがぴったり合う。
確信的におれを癒してくれる映画に、思わず身も心も委ねてしまえる。
松坂慶子の太り具合がジャストミート。




それがすべてじゃないから from tdswordsworks



それがすべてじゃないから なんて
言い訳がましいけど自分をかばう


でも現実は それがすべてじゃないから
いくらでもある逃げ道は ぼくを誘う


それがすべてだなんてカッコよく言えるなら
ほかに何も要らないけれど


幸福を手に入れる方法をいつも間違えるのは
それがすべてじゃないから




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