BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2011年05月

日本でソーシャルグラフが普及するための最大の障害は、
「ネットは匿名が基本」と考えられていることだと思います。
欧米諸国や中国と比べると、日本人の匿名志向の強さは顕著です(※1)。
Facebookの隆盛は日本のSNSにも影響を与え、mixiはオープン化へ舵を切りましたが、
既にネット上に自らのプライベートな行動ログを残しているユーザーが、
そのログを「どう扱うのか」わざわざ選択する手間をかけてまで、
パブリックなSNSを受け容れなければ、ソーシャルグラフは生活にリーチすることができません。

しかし、そうなるかどうかは、疑いが大きいと考えています。
なぜなら、「パブリック」と「プライベート」が混在する(※2)ウェブでは、
ソーシャルグラフを活用する技術設計は非常に難しく、
もしくは効果が小さいのではないか、と考えるからです。


※1 日本のネットはなぜかくも匿名志向が強いのか
※2 パブリックとプライベートの認識。そして「ソーシャルグラフ」のシステムについて


しかし一方で、僕の勤め先が提供する転職支援サービスのコアターゲット層である
26~35歳ホワイトカラー層に限って考えると、実名登録が原則のFacebookが
広く浸透する可能性は充分にあります。
(mixiよりも速いスピードで周囲に普及する様子を肌で感じています)

もしそうなれば、求人企業がそのソーシャルグラフを利用して自社のターゲット人材に
直接リーチすることも不可能ではありません。つまり、これまで人材会社に払われていたフィーが、
ウェブコンサル会社へのフィーに取って代わられるかもしれないということになります。

Twitterでベンチャーや中小企業の社長さんをフォローしていると、ときどき
「高い」「効果ない」「でも使うしかない」と、人材会社への不満の声をキャッチすることがあります。
有料職業紹介も求人広告も、ビジネスモデルの基本は40年以上変わっていませんが、
人と組織をつなげる形がダイナミックに変わるエポックがすぐそこまで迫っている今、
むしろそれを推進して、顧客の不満を解消していくことが、HR業界には求められています。


さて、昨日NYSEにIPOして想像以上の値がつけられた、ビジネス特化型SNSのLinkedIn。
秋には日本語版のリリースが噂されています。
HR業界内では、戦々恐々とその「Xデー」の到来を待つ雰囲気です。

レジュメ(履歴書)を実名SNS内で公開してスカウトを待つような人は、
中小ベンチャーに務めるポジティブワーカークラスタにある程度限定される、
というのが僕の考えです。
もし日本市場に合わせて部分的に実名を隠せる機能を実装するなら、
資格取得者や専門職など、自分の「職能」を売りにする転職希望者の登録が増え、
おもしろくなるのではないかと思います。



月曜の日経朝刊1面が、スマートフォンのセキュリティの話題でした。
あー、いよいよなんだな、と感じたので、過去に社内向けマガジンレビューに投稿したものをコピペします。


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狙われるiPhone
Android Marketは危険がいっぱい

iPhoneやAndroidも、PC並のウィルス攻撃を受けるようになる。
・第1の理由は、高性能なOSで使い勝手が良い反面、セキュリティの脆弱性が生まれやすいこと。
・第2の理由は、大量の個人情報がやり取りされている魅力的な攻撃対象であること。
・また、iOSに限っては機種数が少なく、同じプログラムで大規模なウィルス感染を引き起こせること。

対策を打つにあたっても、スマートフォンならではの懸念点もある。
・ユーザー自身によるセキュリティ対策が、PC以上に知識を必要とするため、困難。
・ユーザー層がPCよりも広いため、対策の周知徹底が難しい。
・iPhoneに限っては、Apple社以外は基幹アプリが作れないため、ウイルス対策ソフトの効果が限定的。

Android向けのアプリは開発者が自由に頒布できるので、違法アプリへの対応は事後策しかない。
iPhone/iPad/iPod touch向けのアプリは登録審査が必要なのでAndroidよりは安全だが、
いずれにせよセキュリティ対策の機運は高まっておらず、いずれ大規模な被害が発生するのではないか。


職場でも、今年の頭くらいから、スマホ率は急上昇してます。
私はもともとケータイをあまり使わない方で、携帯せずに外出することも
しばしばでしたが、スマホは一時も手放せず、生活も一変しました。

スマホは高機能ケータイではなく、当代きっての情報端末と捉えるべきだ、と理解した時に、
「あれ?そしたらPCみたいなセキュリティ対策って必要ないのかな?」と気づいたのですが、
やはり悪質業者の魔の手はすぐ近くまで伸びているのかもしれません。

話を展開すれば、日本に根付いていた安全至上主義の規範を気づかぬうちに飛び越え、
便利さを手放せなくなったスマホユーザーたちにとって、来る大規模なセキュリティ被害は、
セキュリティ管理への意識を変容させる、エポックメイキングな出来事になると思います。

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百貨店、スーパー、コンビニ、カラオケ店・・・。
街じゅうのいたるところで義援金の寄付の呼びかけが行われています。


僕もいくらか寄付をするつもりです。まず地震発生直後に、会社を通じて日本赤十字に1,000円寄付しました。

それから、セゾンカードの永久不滅不滅ポイントを義援金にできることを知ったので、
5000円分のポイントを義援金に換えて寄付しました。
2011/04/10 23:29:37
永久不滅ポイントで被災者義援金!1000ポイント(5000円分)を寄付しました! http://www.eikyufumetsu.jp/rc/jishinkifu/


そして、「Run×10(ラン・バイ・テン)運動」というものに触発されて、Twitterでこんな宣言もしました。
2011/04/09 22:52:12
決めた!地震から半年の9/11までに走った距離(km)×10円、泳いだ距離(km)×100円を、被災地支援団体か中央共同募金会に寄付します。 http://cyblog.jp/modules/weblogs/6324


このツイートの中で、「被災地支援団体か中央共同募金会に」と書いたのは、3つ理由があります。



1つめは、「みんな日本赤十字社にこぞって寄付しているけれど、他にないのか?」と考えたことです。
日本赤十字社は大きな組織ですから経費も莫大。そこよりも経費の割合が小さいところは
たくさんあるだろう、という事です。日本赤十字社の活動を支持しないわけではありませんが、
被災者がより大きく恩恵を受けられるよう、他の団体も探してみようと考えました。

調べてみると、今回の東日本大震災の義援金受付については、どうやら全額が
被災者に渡るということだったので、別に赤十字でもよかったのですが、そこは僕のあまのじゃく。
日本赤十字社に寄付が集中しすぎて、そのプレゼンスが上がりすぎるのではないか、と考えました。
赤い羽根募金などの活動をしている中央共同募金会も、義援金の受付体制は整っているはずです。
であれば、もっと受付窓口にバリエーションがあってよいと思いました。



2つめは、義援金の使い道です。
「被災者支援」と「被災地支援」のどちらを希望するのか、ということと関係します。
日本赤十字社も中央共同募金会も、集められたお金は被災世帯に支援金として直接支給されます。
(自宅避難者にどういうスキームで支給するのかという問題もありますが・・・)

東日本大震災義援金を受け付けています(日本赤十字社)

しかし、僕が拠出しようとしている金額は、微々たるものです。
被災者に支給されたら、食料とか衣料とかに使われてすぐになくなってしまいます。
だから、僕のエゴと言われても良いのですが、僕が寄付をする意味を真剣に考えると、
重要なのは、金額の多寡ではなく、何に使われるかということになります。
言い換えれば、レバレッジの利いた寄付をしたいと考えています。

2011/04/20 07:57:43
僕が拠出できる金額は僅か。だからこそ、成果の大きい復興支援に使いたい。▶お金の流れも、義援金から復興支援へ。 真価が問われる「復興支援ファンド」の使い道|『社会貢献』を買う人たち|ダイヤモンド・オンライン http://t.co/iOTzrBF via @dol_editors

そこで、僕の寄付したお金を元手に活動を行って、その金額より大きなリターンを
被災者に与えることのできそうな被災者支援団体を探そうと考えています。
この震災の被災者支援はかなりの長期戦です。半年後も1年後も寄付が必要になります。
9/11までに、たくさん走ってたくさん泳いで拠出金額を増やすとともに、
どの団体に寄付するのかも、じっくり考えるつもりです。



3つめは、別の観点から。
所得税や住民税には「寄付金控除」というものがあるのを、みなさん知っていますよね?

寄付金控除(国税庁)

対象となる団体に寄付した金額は、領収証を添付して確定申告をすれば、
わずかですが、還付金が戻ってきたり、次年度の税額が下がったりします。
僕は、ユニセフのマンスリーサポートプログラムという仕組みを利用して、
クレジットカードでユニセフに寄付をしているのですが、昨年度は1350円の還付金を受けました。

この寄付金控除のイマイチなところは、確定申告が必要だということです。
サラリーマンには手続きがよくわかりません。僕も最初の年は苦労しました。
けれど確定申告のウェブサイトは毎年少しずつ改善されていて、
手続きの煩雑さはかなり緩和されています。慣れれば簡単です。

    1. 源泉徴収票を見ながら入力して作成した申告用紙をプリントアウト
    2. 源泉徴収票と領収書を添付して郵送


ところが、確定申告が必要ということ以上に問題なのは、対象団体が非常に少ないことです。
赤十字や中央共同募金会、ユニセフなど、かなりメジャーな団体でなければ、寄付金控除の対象になりません。

ある程度まとまった金額を寄付する場合や、毎年継続して支援することを考えると、
僕は節約志向なので、やはり寄付金控除の対象となる団体に寄付したいと考えます。
そうすると、寄付先の選択肢は相当限られてしまいます。

政治資金規正法などとの関連もあって難しかったこのあたりのルールを変える動きは、
国会で高まっていたのですが、年初の政局が相当混乱したせいで、結局廃案になってしまったようです。

2011/03/13 14:05:08
地震前のツイートだけど、今こそ法案の重要性がわかる。引き続き働きかけたい。RT @Hiroki_Komazaki: NPO経営者の皆さん、我々の悲願の寄付税制改革は、今まさに葬られようとしている: 全国の同志の皆さん、残念なお知らせです。 http://bit.ly/fzYHKP


僕はこの寄付税制改革の実現を訴えます。
メジャーな支援団体だけでなく、急造の小規模な支援組織でも、
生産性の高い、少ない資力で大きな効果を生むことのできる団体に寄付することが、
寄付金控除という支援者支援のしくみに取り入れられることを望みます。
そして、タイガーマスクのような匿名の寄付行為だけでなく、
実名を出して顔の見える寄付行為をすることが、うがった見方をされずに、きちんと賞賛される。
そんな寄付文化が、日本にも築かれることを目指したいのです。

そして、「寄付金控除の枠組みを利用して被災者を支援する」ことの不自由さをアピールするために、
寄付金控除の対象となる団体の中からもひとつ選んで、義援金を小額寄付するつもりです。



さて、そんな3つの理由で、被災地で活動し、活動資金を必要としている支援団体の中から、
寄付する団体を選ぼうと考えているのですが、ここでひとつの問題にぶつかります。

どの団体が信頼できるのか、実行力があるのか、わからないのです。

この事に関連して、
特に法人が被災者支援を唱えるときに、こうした被災者支援団体を寄付先に選びづらいという問題について、
社会起業に詳しいフリーライターの今一生さん(@conisshow)とTwitterでやり取りをしたことがありました。

2011/04/20 23:46:54
社会的信頼のあるNGOが素早くNPOを審査して推薦する仕組みも必要だ。RT @conisshow: 被災地の避難民を直接支援している現地のNPOは支援活動費に困窮してるので、直接振り込んだほうが有意義に早く活用される「生き金」になります http://bit.ly/hNwc2y

2011/04/20 23:48:42
@tdswordsworks オーソライズというのは、結局は市民自身が決めるものであり、それは社会的価値という市場においてオープンなものがベストですよ。つまり、既存の権威からの認められるということ自体がオルタナティブな価値を救い上げることにそぐわないのです。

2011/04/21 00:28:28
@conisshow 個人がNPOを選んで支援する場合はそれでいいのですが、非オーナー経営の法人がこぞって赤十字社に義援金を送ってる現状を省みると、既存の権威による推薦もあったほうがいいなと思います。実績不明のNPOにお金を出す判断は社内稟議通りづらいので、安全パイの赤十字社へ。

2011/04/21 00:33:06
@tdswordsworks もっともね、大企業のCSRは独自の基準で助成金を出す際にNPOの内部調査をやるんですよ。なので、事実上、助成金対象として認められれば、一定の信頼を得られるわけです。たまに、調査が甘いところもあるけど、概ねそこで信頼は担保されてます。

2011/04/21 08:27:58
@conisshow 支援対象候補の社会的価値を自ら判断する人は増えますね!一方でそんな難しいこと期待できないクラスタもいるので、初めの一歩がオーソライズ情報でもいいかなって。初めは薦められたものを買ってハマったら自分でお気に入りを探すスタイルなら、慣れてるから。

2011/04/21 11:28:20
@tdswordsworks なるほどね。もっとも、社会的信用のあるNGO自体が、信頼性の高いNPOを精緻かつ早期に認証していく仕組みを「誰」が音頭をとって作り上げるか次第ですね。それさえ明らかであれば、話は進むし、有事に備えられますね。


今、義援金の寄付は一種のブームになっています。
多くの人が義援金として寄付をしています。

けれど感じるのは、「周りもやってるから自分もやろう」という感覚です。

とてもすばらしいことに、いろんな企業や団体が義援金を受け付けていて、
受身であっても、寄付という行為ができてしまう環境が作り上げられています。
しかし、この環境は長く維持できるものではありません。
日本赤十字社による東日本大震災義援金の受付は、今年の9月30日で終了するのです。

寄付税制が貧弱なこの国では、寄付をするためには、積極的な意思が必要です。
「お願いします!」と呼びかけられなくても自ら募金箱を探して寄付するぐらいの積極性が必要なのです。

今一生さんの言うように、それを兼ね備える、寄付に対して抵抗のない人たちが
支援すべき団体を自ら探して寄付を行うという行為は、どんどん広まっていくと思います。

けれども、そうでない人たちがたくさん寄付をして困ったときに助け合えるだけの資金が集まることが、
人口減少・少子高齢化により競争力が低下する21世紀の日本社会には、絶対に必要です。

それを実現するヒントになるのが、野菜のタグについてる生産者番号です。
生産者番号の他に、売場に生産者の顔写真が貼ってあったりもします。
そういう野菜が「安心」だとして、選んで買われるのです。

自分の寄付したお金が誰に渡るのか、どんな活動に使われ、どんな成果が出るのか。
これが明確になれば、寄付という行為に対する心理的ハードルはもっと下がるはずです。
義援金の配分では、個人情報保護の都合でそれは難しいでしょう。
だからこそ、今回の義援金ブームをそれだけで終わらせずに、被災者支援組織に対する寄付を
いかに多く集めるかが、日本の寄付文化の定着につながると、僕は考えています。



この記事を、ツイート・シェア・トラックバックしていただけると非常に嬉しいです。
みなさんの考えも聞かせてください。
よろしくお願い致します。


今日で、あの地震からもう2ヶ月が経つ。
2ヶ月前から、日本はまるで違う国になってしまった。
それまでは到底想像だにしなかったことが次々と起きた。


津波。

あんな大きな津波が起きて、1万以上の人の命を奪うなんて、誰が想像できた?
宮城県名取で被災した友人の話では、海岸から6kmの場所まで津波が来たらしい。
6kmも離れていたら、そこが海の近くだなんて思わないし、津波なんて考えもしない。


原発事故。

その大津波が、よもやこんな大事故を引き起こすなんて、考えてもみなかった。
外壁の吹き飛んだ原子炉建屋の映像を、連日テレビで目にするなんて。
クリーン・エネルギーの代表格とされてきた原発が、実は全然クリーンじゃないことも知らなかった。


電力不足。計画停電。

完全に想定外だったのが計画停電。
日本の首都が深刻な電力不足に陥り、産業や医療に大きなダメージを与えるなんて。
リフォームが終わったらエアコン買う予定だったけどやめた。今年の夏はきっと死人が出る。


デマの拡大。

多くの人が不安に駆られ、手軽なソーシャルメディアで様々な情報を発信した。
その中には、事実誤認によるデマも多く見られ、またそれが伝播するのも極めて早かった。
有名人が原発事故に過剰反応して、必要以上に不安を煽るなんてことも、想像しなかった。



不安の波が僕の生活の一片や心身へ押し寄せ続けた2ヶ月だった。
けれど、想像していなかった希望も、たくさんある。



海外からの支援

台湾のチャリティー番組で40億円の義援金が集まったとか、
アフガニスタンのカンダハル市から400万円(!)の義援金が送られたとか、
こころ温まる、あるいは奮い立たせてくれる写真やメッセージが次々と寄せられるとか、
日本がこんなに海外から好かれているなんて、あまり考えたこと無かった。


節電

東京電力の電力供給能力が著しく落ち込んだけれど、予期せぬ大規模停電は回避された。
ちょっと無理している部分も大きいけど、その気になれば電力をセーブできるのだという事が
明らかになった。結論、消費電力をぐっと抑えて生活することは可能。
この危機を、日本が省エネ技術で世界を再びリードするための大きなチャンスにすることも可能だ。


ソーシャルメディアの価値

そんきょばさんのツイート
2011/03/12 15:39:23
Twitterをやってる人とやってない人の間で、この件の関心度が違うと感じる。「(なんか自分のいない所で)大変な事になってる」程度だった意識が、関心度の高い人々のつぶやきや、被災地のつぶやきに触れる事で意識が変わっていく。逆にデマは怖いが、なかなかいいじゃないかTwitter。


さとなおさんのブログ(2010年4月6日)
今回、ソーシャルメディアはいろんな部分で機能したと思うが(過大評価もしないし過小評価もしない)、ポイントは、日本を含め、世界中の多くの人々と「当事者意識を共有できたこと」だとボクは思う。

テレビのこっち側で傍観しているのではなくて、あっち側の当事者意識を共有できたことが、ソーシャルメディアの一番の意義だったのではないかと思う。

今度はその当事者意識を、この長丁場で「どこまでキープできるのか」が問われている。この先、「共感」と「つながり」で社会が再編成されるとするなら、その真のチカラが試されることになるだろう。


ソーシャルメディアが震災のときに役に立ったかと聞かれると、全員がそうではないはずだ。
僕の場合地震の日は会社にいたので、PC環境に困ることなく、情報はすぐ手に入った。

けれど、三陸の被災地や福島の避難地域を想う感覚は、ソーシャルメディアのおかげで増幅したし、
個人対個人で繋がっているからこそ当事者意識が芽生え、支援したいと考える。
繋がっているからこそ、できる支援と必要な支援のアンバランスも把握しやすい。

実はこれこそが、震災前は想定していなかったソーシャルメディアの最大の威力だと思う。


もう以前の日本には戻れない。
原発はこれ以上作れないし、津波で壊滅した街を元どおりに復元することはできない。

けれどこれから先、時間はかかるかもしれないけど、新しい暮らしを作っていくことはできる。
日本の政治や社会が目指すべきところは、じっくり考えて決めよう。

2011/04/18 20:39:00
社員総会とイカ大ファイナルが終わった。昨年はあんなに長かったのに、いち参加者として見るとホントにあっという間。

2011/04/18 20:56:13
勝因分析をせずにはいられないんだけど、あのチームが評価されたポイントは、資料の完成度の高さ、リフレインを使ったメッセージの明確さ、経済的成果の大きさ、そして普通の社員がヒーローになるストーリーへの共感。

2011/04/20 01:14:08
仮説に過ぎないけど、昨晩のイカ大の勝因をもう一つ。それは、ヒーローになる準備ができていた事、ではないだろうか。歴代の受賞者は、獲りたいという気持ちを強く感じさせたプレゼンばかり。ヒーローの条件はその意志の強さ。この人をヒーローにしたい、と最も強く思わせたチームが票を集める。



プロフィールで「某人材サービス会社」と社名を伏せておきながら
自分の会社のイベントのことを書くのは矛盾しているかもしれませんが。
あくまで個人の見解ということですので。


イカした仕事大賞(通称:イカ大)は年1回、
自分の担当業務の中で最も「イカした仕事」を自薦する社内コンテスト。
予選を通過した数組のファイナリストが、社員総会で最終プレゼンをして、
社員の投票によって「大賞」が決定されます。

昨年は、有難いことに、4人チームで出場して、大賞をいただきました。

イカした仕事大賞グランプリ!(2010年4月10日)



ところがですね、このコンテスト、投票基準がよくわからないところがあるのです。
良く言えば、基準は社員一人ひとりに任されているということでもあるのですが、
大賞を獲りたいファイナリストの身になってみれば、どういうプレゼンが投票行動に
結びつくのかわからないなんて、これほどやりづらいコンテストはありませんよ。

プレゼンや投票の前に示される「イカした仕事」の定義に、それがあらわれています。

・お客様を活かす仕事
・「イカで鯛を釣る」くらい効率的な仕事 (最少のコストで、最大の成果を)
・イカした格好が良い、人を惹きつける仕事
・能力を活かした仕事
(2008年の公式取材記事から抜粋)

おそらく第1回が行われた2004年に設けられた定義なので、
現在の会社の事業方針に合わせてアップデートする必要があると感じています。

・お客様を活かす仕事
  ⇒会社が成長し、「お客様」の範囲が拡大・多様になった現状では、この表現では不十分。
・「イカで鯛を釣る」くらい効率的な仕事 (最少のコストで、最大の成果を)
  ⇒生産性向上は会社の最重要課題。もっと強く打ち出したい。
・イカした格好が良い、人を惹きつける仕事
  ⇒表現が古くてよくわからない。顧客や同僚を感動させるということかな?
・能力を活かした仕事
  ⇒これも重要。けれど、プレゼンでこれをアピールする人があまりいない。

特に定義の2番目、つまり生産性の観点からイカした仕事というものがあっても、
このコンテストではあまり評価されにくいというのは、確かだと思います。


こういう意見を言えるのって、大賞受賞経験者だけなのかもしれないけど、
経済的成果だけじゃない「イカした仕事」のイメージを全社で共有できたら、
必ず事業の推進力になると思います。ワーキンググループつくってみたいな。


2011/05/04 23:06:44
レイトショーの「歓待」もすげー面白かった!登場人物がどんどん増えていって状況がぐちゃぐちゃになっていく展開がたまらない。プロデューサーはなんとおれと同い年の女性。

2011/05/04 20:59:21
「ミスター•ノーバディ」よかった!例えるなら、ラブストーリー版「インセプション」。現実を何層も重ねて行ったり来たりの、夢幻の映像世界。

2011/05/01 22:07:52
名探偵コナンの劇場版、弟が大プッシュしてたから久しぶりに観た。劇場版の犯人は、いとも容易く爆弾を調達、設置するなー。しかも、絶対死者が出そうな規模で地下鉄や首都高や高層ビルやダムが爆破されるのに、なぜか奇跡的に死者が出ない。

2011/04/20 21:16:56
「婚前特急」:吉高由里子の魅力全開、とはいかず、まぁ半開きくらいかな。SAKEROCK浜野に殆んど持っていかれた感じ。何だろうなー、バカな脚本だけど楽しい。結末は見えてる話だけど、終盤あんな仕掛けがあるとは…所々で爆笑。こういうの好き。

2011/04/16 01:10:29
『SOMEWHERE』映画表現の理想と現実について、僕が映画に対して抱く憧憬と嫌悪について、ソフィア・コッポラ監督ならではの視点で実に的確に描ききっている。 http://htn.to/cg5hWQ

2011/04/06 01:03:22
映画 「わたしを離さないで」は、予告編で内容見せ過ぎ、煽り過ぎです。物語としては優れていますが、映画として観てしまうとちょっと物足りない。この作品を映像化したメリットは、若手俳優が泣いたり叫んだりおびえたり悟ったりする演技を見られる、といった所でしょう。

2011/03/20 19:43:58
昨年パルムドールの「ブンミおじさんの森」は、妻の幽霊とか猿になった息子とか幽体離脱とか、ストレートにファンタジー過ぎて、かと思えば内戦の痛みとか血生臭い要素もあり、完全に振り回され置いてかれた…。けれどエンディングが現代音楽だった事からも解るように、これは僕たちの物語なのだろう。

2011/03/05 19:09:19
「神々と男たち」初日上映だん。修道士の質素な生活が繰り返し描かれかなり眠くなるけど、そこに交じるテロへの恐怖と、神に仕える身としての使命感。心にに厳かな気持ちを残す作品。 @ シネスイッチ銀座にタッチ! http://tou.ch/Rtrlax

2011/03/01 22:40:42
「キック•アス」は、アメコミに憧れてヒーローの変装をして街に出たけどボコボコにされたオタクの高校生を描く(あらすじをこれ以上書くと面白くなくなるのでやめとく)。めちゃめちゃめちゃくちゃ面白かった!痛快!男子の冒険心を隅の隅までくすぐるパーフェクトな出来に、涙まで出てきた。

2011/02/20 17:08:05
「ウォール・ストリート」を観て、日本に無いと感じたのは「赦し」という概念だ。日本では、過ちを犯した者は一生その罪を背負うをことを期待されるが、米国では、罪を悔い改め善い行いをすれば、「赦し」を得られ、再起を図ることができる。

2011/02/06 09:08:29
「鉄コン筋クリート」を鑑賞。ハードボイルドなアジア映画を、子ども中心に再構成して戯画に仕上げたようなアニメ。「クロの足りない所、シロが全部持ってる!」は名言。一緒に観てた両親の評判も良く、特に父は「目の描き方が丁寧で、表情が豊か。」と評していた。

2011/01/21 23:49:49
園子温監督の未公開作「Make the Last Wish」パワー凄っ!実際のオーディションと映画脚本を無理矢理合わせる意欲作。テロップ、映像効果、下手な演技を補正する編集処理もきちんと済んでないので未完成感たっぷりだけど、満島ひかり人気さらに高まればDVD化は期待できるかな。

2011/01/21 03:00:43
まだこの世界に存在しない幸せのかたちを作っていくのが楽しい、そういう風にしか生きられない、という山川冬樹さんの考えに激しく共感。終盤音楽が気持ちよくて眠ってしまって勿体なかったけど、観て良かったなー。「We Don't Care About Music Anyway」




以下の作品については、専用のブログにもう少し長めのレビューを書いています。
 tdsReviews

  • SOMEWHERE
  • 名前のない少年、脚のない少女
  • キック・アス
  • ウォール・ストリート
  • 海炭市叙景


  • ■リフォーム完了
    2月14日から始まった自宅のリフォームが、4月28日に完了しました!
    部材の調達が遅れるなど、震災の影響で、工期が3週間ほど
    延びてしまい、不自由なことも多かったのですが、
    「被災地の方々の苦労に比べたらこんなの苦労のうちに入らない」
    というお決まりのセリフを、僕も言っておきたいと思います。
    むしろ、本棚も食器棚もほとんど業者の倉庫に預けていたので、
    家具の転倒被害などがほとんどなく、ラッキーとしか言いようがありません。


    ■カフェ
    先ほどのポスト「カフェを見くびっていました」にあるとおり、
    カフェを積極的に利用するようになりました。
    お気に入りのカフェは、これから探そうと思います。


    ■短髪
    暖かくなってきたので、髪を思い切り短くしました。
    刈り上げも少し入ってて、同僚みんなに会う度に驚かれます。
    髪短くするとテンション上がって楽しくなりますよね!


    ■MOTアニュアル2011展
    今月は芸術月間になりました。
    映画は毎月何本も観ていますが、ほかにも美術展、ライブ、演劇鑑賞と盛りだくさん。

    特に東京都現代美術館で今週末まで開催中の「MOTアニュアル2011」は最高でした。

    現代芸術の企画展としては最高評価をあげたい!美術展レビュー「MOTアニュアル2011」


    ■ANIMA「シャガール」release party
    こちらのライブも楽しかったです。

    ケイタニーラブさんのステージ~まだ「BLUE BANANA」が頭をめぐっている


    ■その族の名は「家族」
    職場の後輩に誘われて観た演劇。
    プロの演劇を鑑賞するのは、実は初めてでした。

    「その族の名は『家族』」特設サイト

    兄弟は、血縁的には親より遠い存在。
    どうしようもなく理解し合えないことも往々にしてあるし、
    お互いを理解しようという気も起きないことも多いもの。
    そういう現実をえぐり出してボディブローのように効かせる作品。
    楽しめたというより、少し憔悴するほど堪能したというほうが正しいです。


    ■映画鑑賞
    わたしを離さないで
    名前のない少年、脚のない少女
    お家をさがそう
    SOMEWHERE
    婚前特急
    名探偵コナン 沈黙の15分


    ■社員総会
    昨年度は業績も復調で、社員総会も大型の会場で開催。うれしいですね。
    2011/04/18 20:39:00
    社員総会とイカ大ファイナルが終わった。昨年はあんなに長かったのに、いち参加者として見るとホントにあっという間。

    「イカ大」については、別のポストを設けて詳しく述べるつもりです。


    ■ランニング
    総走行距離:86.3km (記録更新!)
    最高ペース:5'06"/km (記録更新!)


    ■水泳
    約2ヶ月ぶり、今年2回目の水泳。
    錦糸町にある墨田区総合体育館で泳ぎました。
    ここのプールは25mですが、アメニティが優れていて、駅からも近いのでオススメです。


    大してコーヒーが好きでない僕にとって、
    コーヒー1杯に400円もかけてカフェを利用する人の心理が理解できませんでした。

    テイクアウトする人は、本当にコーヒーが好きな人なので、
    まぁ我関せずってことにしておきますけど、
    店内で席とって勉強している人はまだしも、
    ただの時間潰しとか待ち合わせとかですぐに出て行くなんて。
    ブルジョアなんですか?って感じでした。

    たまに僕が利用したのは、時間があるときです。
    元を取ろうとして2時間くらい居座るのですが、結局だらけたり、
    人間観察するだけで終わってしまうので、カフェの価値をまったく見出せませんでした。


    ところが、この記事を読んだのをきっかけに、認識を改めました。

    カフェーではかどるオサレノマドワーカーになる


    実は、昨年までは、通勤中に乗り換えなし50分というまとまった時間があって、
    (朝は各駅停車に乗れば、20分余計にかかりますが、3回に2回は座れます)
    それを読書や日経、RSSのチェック等に充てていたのですが、
    新宿への部署移転のため乗り換え2回の通勤ルートに変わってしまいました。

    自宅ではなかなか集中できないし・・・と悩んでいたので、
    さっそくカフェ利用を何度か試してみたところ、
    びっくりするほど集中できて、ほんとうにびっくり。

    これだけ集中できる時間を買えるなら、400円は安い!

    電車の中もいい具合に集中できる場所ではありますが、
    仕事が忙しい時期は、疲れて寝てしまうことも多いし、
    揺れるので本に書き込んだりするのが難しかったりします。
    やはり勉強する場所としてカフェは優れているんですね。


    【カフェでやりたいこと】
    ・仕事関係の勉強
    ・仕事とは関係のない学術系の読書
    ・英語学習を兼ねて海外のニュースサイトチェック
    ・ブログのネタ整理、構成検討
    ・スケジュール管理

    上の記事で紹介されている齋藤先生の書籍も買って参考にしました。
    15分あれば喫茶店に入りなさい。
    クチコミを見る



    ところで、これまでカフェを勉強目的で利用したことが無かったので、
    家計簿をつけるとき、ドリンク代をどの支出カテゴリに入れるか悩みました。
    「食費」は節約対象のカテゴリなので、ココに入れると利用目的と矛盾します。

    結論、節約対象外の「文化修養費」カテゴリに入れることにしました。

    ちなみに、食品なのに「食費」以外のカテゴリに入れているものとしては、
    「厚生費」カテゴリの栄養ドリンクやサプリメントがあります。これも節約対象外。


    さて、これからカフェをどんどん活用してイイ男になるぞー!!

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