箱根駅伝は毎年テレビで見てるけど、
今年はノートPCをリビングに持ってきて観戦した。

公式サイトにリアルタイムで情報が更新されていくのはもちろん、
mixiのコミュニティにあっという間にコメントが書き込まれていき、
区間新が出るとWikipediaの箱根駅伝のページがすぐに修正される。
それ見てなんか感嘆しちゃった。



mixiに「CMいらない、選手を映せ」っていうグチとか
「早稲田びいきだ」とかいろいろ批判も書き込まれてた。


たしかにCMうんざりする時もあったけど、
スポンサーがなければ大会そのものが成り立たないんだから、
そういう事は普通言えないと思うんだけどなー。

放送側はきっと必死だよ。
レースの動向読みながら用意されたCMを消化しなくちゃいけない。
「ココでCM120、いや90秒!」すげぇプレッシャー。
CM中に重要な順位の入れ替わりでも起きれば、
放送局に苦情の電話殺到するんだから。

こんなこと言ってるけど、実はオレの入る会社もCM流してたけどねヒヨコ


早稲田びいきは近年の実力に比べれば耳に余るところがあったし、
それはもちろん瀬古さんが解説してたからだけど、
「古豪」明治や、「最多出場」中央というように、
伝統校はレースをリードする役割を期待されて当然。
これだけ「歴史と伝統のある」大会になれば、
新興校はあくまでも挑戦者でしかないのは仕方ないことだよなー。

亜細亜大に対する「ディフェンディングチャンピオン」の呼称より
「名門」「伝統校」の方がずっと重みを感じるもん。
それと、東洋大4区のランナーがいい走りしてるのに
「不気味」って言われてたのはかわいそうだった。

それでも、早稲田2区の竹澤選手の区間賞インタビューは、
ハンカチ王子をほうふつとさせるぐらい礼があって気持ちよかったな。
駅伝ファンが早稲田に求めてるもの持ってると思った。



伝統校の意地と新興校の執念がぶつかり合うシード権争いは、
年々注目度が上がってる気がする。

箱根駅伝は、ますますファンを集めてきたことで、
名門校が誇りを賭けてしのぎを削るだけのイベントじゃなく、
無名私大にとっては出場するだけで一気に知名度を上げるチャンスに。
それに成功したのは最近では中央学院とか城西とか。

それに加えてチームとしては出場できない優秀選手にも、
学連選抜チームとして大学名を出す機会が生まれた。

いかにテレビにユニフォームを映すかというプレッシャーが、
各チームの監督をちくちく刺してる。
そのせいか、7~10区って「はじめ温存して追い上げ」の走り方が少ない。
みんなテレビに映って恥ずかしくない走りをしようとリキみすぎてて、
各区終盤に順位の変動が激しくなる。
(門外漢の言うことじゃないかもしれないけど)

今回は4位~10位の総合タイム差がなんとたったの2分30秒。
まさに「参加することに意味がある」大会になってきた。


その中で順大は、今井選手の信じられない山登りと
復路の盤石の走りで完全優勝!
すごかったなー。
でもランナー10人中6人が4年生。
今年何が何でも獲るつもりだったみたい。
2位の日大も4年生多かったし、
来年の優勝争いはわからないね。楽しみー★