マツキヨで買い物をして、ポイントが溜まったんで、
ポイントチェッカーで300円分のクーポンを出したんです。

今度マツキヨで買い物するときに最初から財布に入れておけば、
面倒じゃないよなって思って。



しかし!出力されたクーポンの記載を見てガク然・・・。


「有効期限:発効日から1週間 発行店のみで有効」


普通なら、出力前にクーポンの使用制限について、
画面に表示されるべきだろ!
少なくともローソンのLoppiはちゃんと出るし。

買うべきものはないかと店内を見渡したけど、
前日にクセ毛直し買ったばかりだったし、
特に必要なものはなくて。


迷わずに店員さんに文句を言いました。
「普通は表示されるべきですよね?
キャンセルできないんですか?」

まずはその店員さん、「申し訳ないんですが・・・」

そして店長のおばちゃんが呼ばれ、オレの所へやってきた。

「わたくし店長の○○と言います。
クーポン、そうですよね、申し訳ないんですが
一回出してしまうとキャンセルっていうのはできないんですよ。」

「『有効期限は一週間』って、ちゃんと表示しないと、
ホントはいけないんですけどね、すみません。
ウチのカードはイトーヨーカドーみたいにその場で割引とかできなくて、
レジとポイントチェッカーもつながってないし、
そういうところは遅れてるんですよー。」

おばちゃんの親しげで丁寧な語り口に、オレは思わず
「模範的なクレーム対応だなぁ」と感心してしまいました。
気持ちよくなるほどの接客。

これはポイントで買い物しないと申し訳ないなーと思って、
店内を歩き回って買うものを探すことにしました。
店長のおばちゃんはそれを先導してくれて、
「掃除用品は要らないですかー?」
「入浴剤はどうですかー?」
オレがプロカリテのシャンプーに手を伸ばすと、
「クセ毛なんですか?私もなんですよー。
でもアレンジしやすいので気に入ってますけどねー。
パーマって最近高くなっちゃったでしょー?」


結局、おばちゃんが店の奥から自分の財布を持ってきて、
「お店としてではなく個人的に」300円と交換してくれました。



「また来てくださいね」の見送りに「また来ます」で返しました。

あのおばちゃんの対応がなかったら、
オレは今頃、アンチ・マツキヨになってました。
「客の立場で情報機器を作れない低能なマツキヨ」ってね。

それが逆に、そのお店に親しみさえ感じさせてくれるなんて。
駅の乗り換え連絡通路の途中にあるそのお店は、
ただたまに寄るだけのドラッグストアでしかなかったのに、
またいつかあの店で買い物したいと思わせる、
模範的な「クレーム対応」を体験させてもらいました。