「本日は、朝のラッシュの影響によりまして、
この電車ただいま3分遅れで運行されております。
お急ぎのお客様にはたいへんご迷惑をおかけします。
心からお詫び申し上げます。」



週に2回ぐらいあります、こういうこと。

もちろん、いつも、それを見越して余裕をもって電車に乗ってますよ。




それにしても、こんなに頻繁に「心からお詫び」してしまって、
ココロが擦り減ったりしないのでしょうか?


第一、ラッシュの影響で(乗客の乗降に時間がかかったりして)
遅れてしまうのであれば、鉄道会社に非はないんじゃないかな?



と、思っていたのですが、

これぞ鉄道マンのプロフェッショナリズム

なのではないかと気づきました。




鉄道会社にとって、ラッシュが起きるというのは、
それだけ多くのお客様にご利用いただいてるということ。


しかし、そのお客様の多さにキャパシティが追いつかず、
サービスの質の低下(遅延、車内の混雑)を招いてしまっている。


お客様のご期待に応えられていないのです。




「期待に応えられない」。

これほど申し訳ないことはありません。

その鉄道を通勤に利用することを選んで頂いているのに、
充分なサービス提供ができないなんて、悔しいはずです。



プロ意識を持った車掌さんは、

ホントにこんな風に考えてお詫び放送をしているのかもしれません。




東京ではたらくビジネスパーソンたちを、
少しでも楽にしてあげてほしいです。

そうすれば、日本の元気は10%くらいUPするのでは?

鉄道には、社会インフラとしてそういう影響力があるはずです。

首都圏鉄道会社各社には、ぜひともがんばっていただきたいです。