異動の通達を受けた。


背景は、理解できる。
この景況下でうちの会社も業績が落ち込み、
営業体制の立て直しが喫緊の課題であることは、わかるんだ。


だから、了解した。
上からの指示であれば、仕方がないと。


でも、ふと考えてみた。
それはほんとうに決定事項の「通達」なのだろうか。



コスト部門と言われる情報システムの部署に
いるからといって、無駄なことはしていないつもりだ。
管理コストや過去の契約を見直して、
相当程度のコスト削減にも取り組んできた。
計算しないとわからないが、これまでに約400万円、
今取り組んでいる資産整理が済めばさらに削減できる。
まだやり残していることが、山ほどあるんだ。


会社から異動の指示を受けたとしても、
もっと自分の成果をアピールしていいし、
もっと自分のこだわりを訴えてもいいはずだ。



こういうとき、俺のよくないところが出る。
ものわかりのよい、優秀な人間でありたいと思うから、
改革の抵抗勢力にはなりたくないから、
自分のこだわりやわがままを、胸のうちにしまってしまう。


そのこだわりをちゃんと相手に伝えないと、
自分の重要性を理解してもらうことはできないんじゃないのか?
ちゃんと伝えれば「通達」は「選択肢」に変わるかもしれない。


言うべきことをちゃんと伝えた上での「通達」であれば、
納得して、今の仕事を引き継ぐ気になれる。



あと1週間、やれることはすべてやってみようと思う。


Loyal to my sense, so that cool but also hot.
And I gotta shout it.