仕事の話。

ヒュー○ット・○ッカード社から、
ハードウェア保守契約の更新案内がFAXで届く。

この業務の担当になって初めの頃は、
なんでメールで送ってこないのだろうと疑問に思っていた。

でもよく考えると理解できる。
メールアドレスを各種の案内の送付先として利用すると、担当者が変わる度に登録を変更をしなければならないけど、変更を忘れるということはよくあることだ。
その点、FAX番号ならば、オフィスの移転がない限りは変わらない。
手間は掛かるけど、情報を届けるのならこっちの手段の方が確実だ。




IT産業は、想像ほどはIT化が進んでいない。

このFAXの例に然り。
ITを利用する業務のフレームが共通化されていなければ、その効率性を充分に発揮できないというのは、よくある話。
ソフトウェア開発にしても、重要なのはユーザーからニーズの汲み取り。技術よりコミュニケーションだ。

情報社会化、産業のサービス化で存在感を増すIT産業の生産性向上は、社会の共通課題だと思う。
その障害となる情報技術のボトルネックは、その利用方法、ソフトウェアよりもさらにソフトな業務フローの中にある。

頭やわらかくしないと、この問題は解決できないね。