BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

カテゴリ: 映画

行定勲監督、神木隆之介主演
 『遠くの空に消えた』


なんだかすっきりした気分にさせる映画でした。



観終わったときに思ったのは、


奇跡を信じていてもいいんだよな。
諦めずに奇跡を起こせるようにがんばんなきゃな。



ということでした。





どんな映画かと言えば、ファンタジーなんですが、
ストーリーは三流だし明確な感動を与えてくれるわけでもないです。
設定は監督の暴走・妄想が入っているのでかなり滅茶苦茶です。

でも見るべきはそこじゃない。
監督のピュアな想いなんだと思います。

その想いが全篇にわたって振り撒かれているために
ただ何気なく観てしまうと、掴みのない映画で終わってしまうのが難点です。


「ふるさとを守れ!」でも
「子どものときの心を取りもどそう!」でもない。

この映画の伝えようとすることは明確な言葉にならないけど、
なかなか捨てがたいことなのは確かだと感じました。



アニメ映画「あらしのよるに」を見ました。


見ててすっごくハラハラ、そして赤面させられる映画でした。





ヤギとオオカミの禁断の友情。

こういった類のテーマを扱う物語って、
必ず主人公2人かあるいはその片方が死を遂げて終わりますよね?

ロミオとジュリエットみたいに。

でも、子ども向けアニメでそんな展開は許されません(笑)

かといって、「友達やーめた」と言って
オオカミがヤギを食い殺してしまったら、それこそ子ども向けじゃないし。


どんな結末に向かうのか、わからなかったのが、前半のおもしろさ。




それにしても、この二匹は会って話すたびに照れすぎ。

ボーイズラブかと思いました。

だってネタバレですが、命がけで激流に飛び込み、逃避行しちゃうんですよ?

まぁそれも子ども向けだと思えば、
必要以上に人物の感情を画面に表す理由もわかりますけど。




ヤギの声は成宮寛貴、オオカミの声は中村獅童です。


中村獅童はさすがにウマいです。

ヤギの前で自分のお腹がなったときの
「鳴るな鳴るな鳴るなよー!」というセリフがもうプロです。

というかオレそこで、メガネ外すほど泣いたんですけどね。


成宮は逆に、「プロっぽくない」トコロがよかったです。

彼の演技にはオーラはあるけど抑揚がないといつも思いますが、
この映画中で「マジメ系癒しキャラ」であるヤギにはぴったりでした。




後半の展開には多少がっかりなところもありましたが、
物語の随所に、実際の人間関係や社会生活に当てはめられるような
深読みできる問題性が埋め込まれている作品でした。


異文化との接触で初めてくだらないと気づく、世の中のルール。

でも、自分たちの考えが受け容れられないときは、逃げるだけじゃダメ。

想いを実現するには、想像以上の困難を乗り越えなきゃいけない。



見終わるとほんわかした気分になりますが
同時にいろんな示唆をくれる映画でした。


めちゃめちゃオモシれぇぇ!


ロリータファッション
ヤンキー
恋愛
友情
妄想
・・・牛久大仏。


深キョンすげぇ。
フリフリ着て許される女優なんてそうそういないし。
彼女が演じる役はどれも、彼女でなきゃ演じられない。

レディース役に土屋アンナ、小池栄子、矢沢心。
絶妙なキャスティングだー。


友情って何か、
大人って何か、
信条って何か、
ちゃんと深い示唆がある。


世間知らずなうちの母親も「おもしろい」って言ってたし、
意外と万人受けする映画かもしれない。

集中講義の表象文化論演習を受けた。
阿佐ヶ谷美術専門学校講師で映像作家の末岡一郎氏による、
前衛映画の歴史と現在の解説。

相変わらず比文の集中授業にはいろんな学類から人が集まる。
今回は比文生率3割前後じゃないかな。
それだけ趣味的で、そういう事柄をアカデミックにアプローチする、貴重な機会だと思う。

電気を消してひたすら映像作品を鑑賞したのでめちゃめちゃ眠かった。
でも実験的な映像作品は個人的に興味の強いジャンルなので楽しかった。

講義を受けた人しかわかんないけど、特に「好き!」と思ったのが、次の3作品。


"RHYTHM 21" (Hans Richter)
1921年の作品で、ある楽曲のリズムに合わせて
複数の四角形が拡大・縮小を繰り返すモノクロ・サイレント映画。
かなりおもしろいと思わん?
実際は地味なんだけど、今の時代に見てもセンセーショナル。


"P.クーベルカ「アルヌルフ・ライナー」のスコアにより構成されたリズやフランキーの出る映画"
(末岡一郎)
上の作品の発展形といえば良いか。
友人の楽曲を無像と白像のみの構成に置き換えたクーベルカの作品をもとにした、
講師の末岡さんの"Requiem for Avant Garde Films"というモンタージュの連作のひとつ。
無像、白像の部分にそれぞれ時代の異なる別の映画のシーンを当て換えてある。
うーん、説明が難しいな。ポケモンのポリゴン事件を思い浮かべて欲しい。
あれに準じるペースで画面が切り替わり、時に重なって見えるのだ。
活躍した時代の異なる俳優の夢の共演。
象の暴走と男女の情動がうまくダブってくる偶然性がとてもおもしろかった。


"Nostalgia" (Horis Frampton)
15枚のモチーフとなる写真についてコメンタリーが淡々と語られる。
写真を順に電熱器の上に置きながら、焼ききったら次の写真に移る。
これに似た手法はハリウッド以外の洋画でもたまに見受けられる。
これもすごく地味なんだけど好き。
ちょっとずれるけど、GAINAXがエヴァやカレカノで披露して論議を巻き起こした
あの文字表現によるモノローグ構成を思い出した。俺はあれかなり好きなんですよ。


短編映画はおもしろい。
まず第一に興行を目的にしていない。
だから常識が疎外されてる。
思考を停止させる「ストーリー」が要らない。
製作側にとっても意図を伝えやすいだろう。

9.11を題材に、世界各国のアーティスト11人が
それぞれ9分11秒の短編映画を作った企画がある。
知ってる人も多いだろう。『セプテンバー11』。
最上級にショッキングなものからくすっと笑えるものまで。
たぶんレンタルショップにあるはず。ぜひ一度ご覧あれ。

「デスノート」:藤原竜也主演で実写映画化

もう人気漫画の映画化は常道になってきたね。
人気があるから宣伝に失敗してもある程度の興行収入が見込めるんだろう。
国産映画のマーケットが広がって競争が激化してるのもあるな。

今度は「デスノート」。

さぁて、どうなるか。

まもなく公開される映画「下弦の月」。
HYDEの出演が話題になっているようだ。
原作のコミックを持っているので、ひさびさに読み返した。
朝5時半から、全3巻を1時間ぐらいで。
終盤の展開が少し強引なのがこの作品の気にかかるところなのだが、
今読み返すと蛍たち4人の心の動きの描き方が気に入った。

・・・アダム役のHYDEは金髪で演じるんだろうか?

たまきさんとシネプレに行って『love actually』を観た。
す~~~っごくおもしろかったぁ!!!
期待の10倍ぐらいだった。
先月見たラスト・サムライより満足度は高いかも。恋愛モノでは確実にmy No.1だなっ!
たまきさんに誘われて迷ったけど車出してラッキーだった。にっしぃも来ればよかったのに~。
どんなストーリーかって言うと、19人それぞれの愛の物語。
テーマは「love actually is all around.」。
クリスマス近づくイギリスの街を舞台にした、愛でいっぱいの映画です。
愛っていいですね。

↑このページのトップヘ