BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

カテゴリ: 音楽

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Lillies and Remains / Moralist S.S.


美しさと鋭さを両立した、これほどカッコいいアルバムを見つけたのは久しぶりだ。暴力的で病的な系統に分類されるヴォーカルは、普段の僕は決して耳を止めることのない類のものなのだけれど、驚く間もないほどすんなりと、この脳の中に入り込んできた。あいにくJ-POP以外を聴かない僕には、トラックメイカーKENTが参照した楽曲については全く検討がつかないが、上質な音楽的バックグランドを糧にしているだろうことは、すぐにわかる。それだけ周囲の「雰囲気」をがらりと変える力を持っているバンドだということだ。情熱と客観性を兼ね備えたこれらの楽曲は、ポップとロックの原理的な交点に存立しているのだと思う。

最近俺が完全にハマっているミュージシャンを紹介させてください。



七尾旅人。



もともとSUPERCAR絡みで名前だけは知っていたけど、曲を最初に聞いたのは、昨年9月にアルバム「911 FANTASIA」が発売された時。ま、とてつもなくユニークというか、こんなことをやってしまうのかという衝撃的なアルバムでしたが、4500円もするので購入を諦めた次第です。


きっかけは、偶然YouTubeで視た、「エンゼル・コール」という曲のPVでした。

誰も言葉や音楽で表現できなかったけど確かに僕らの周りに存在する、何と呼ぶべきかもわからない事柄を、七尾くんはこの曲で表現することに成功しています。
理想的でも現実的でも世俗的でも宗教的でもない「存在」がここに示されていると思います。


それから過去作品をいくつか買い、わけがわかんねぇなぁと感じながらも、それでもやっぱりその音楽の中に世界の真実があるような気がして、というかそういう気にさせる、実際にはかなり宗教的なアルバムだと感じています。

紋切り型ですが敢えてわかりやすく言えば、男性版Chara、とでも言えるでしょうか。
ぜったいに売れることはないと思いますが、
I NEED HIS MUSIC!!



デジタル・リマスタリングされたYMOの音源を
このたび初めて聴くことになったんですが、
正直、70年代の日本にこういう音楽が流れていたことに、
ひたすら驚くしかないです。


これまでYMOを僕が聴こうとしなかったのは、それが、
自分が大好きなエレクトロニカやテクノミュージックにとっての
原始時代の化石のようなものであると思ってたからだと思います。

僕らが、アウストラロピテクスや北京原人に対して、
彼らは生産性が低く、野蛮で、理解し合えないという印象を持ち、
むしろ自分たちの祖先だなんて考えただけで嫌悪感をおぼえる、
ということに、似ているかもしれません。

その原始の音楽は政治的に幼稚で、単細胞的で、現在の音楽にとって、
ふりかえりたくない若い頃の失敗みたいなものだと、
勝手に思い込んでいました。



それがそれが、
味付けが違うだけで鮮度も美味しさも今と何も変わらない、
何の遜色もない曲になってるんです。

当時のTECHNOLOGY最先端の象徴としてTOKIOがあって、
彼らがTECHNOPOLISなんて曲を書くのは確信犯だろうと思うのですが、
確信犯としてYMOをやってたってことはたぶん本当で、
今でもそういう音楽的アプローチって難しいので、
やっぱり評価される離れ業なんだなと、思うわけです。


それがカッコいいかどうかなんて時代の趨勢に左右されてしまうけど、
そうならない響かせ方を嗅ぎつけたYMOの勝利なんだと感じました。




KREVA 『よろしくお願いします』

DE DE MOUSE 『tide of stars』

DE DE MOUSE 『east end girl』

RAMRIDER 『きみがすき+REMIX TUNES』

野本かりあ 『the girl from R.E.A.D.Y.M.A.D.E』

野本かりあ 『DANCE MUSIC』

岩村学 『私の考えるジャズ』

安室奈美恵 『PLAY』

kashiwa daisuke 『program music 1』

JANGA69 『Advance』

RYUKYUDISCO 『INSULARHYTHM』

Q;indivi 『ivy』

DJ TASAKA 『Mix of Colors』

JONATHAN LARSON 『RENT ORIGINAL BROADWAY CAST RECORDING』

FoZZtone 『景色の都市』

空気公団 『あざやか』

SUEMITSU & THE SUEMITH 『The Piano It's me』

小池徹平 『pieces』

Jemapur 『Dok Springs』




学生時代、CDの購入については、
2ヶ月に1枚という自主規制があったんです。ツラかったです。
今年は、社会人のチカラにものを言わせて、堰を切ったように増加。

それにしても小池徹平がかなり浮いてる。
空気公団も他のとだいぶ系統がズレるかな。
でもスキなんだからしょうがない。




RYUKYUDISKOがメジャーでの1st ALBUMを発表。


http://www.ryukyudisko.com/


なんていったらいいかな。
各曲の完成度をかなり重視してるアルバムだと感じました。

オレンジレンジのような遊び心は影を潜めてます。
そのかわり、このオリジナルな音楽を、
エンターテインメント作品として世に送り出すんだという気概が、
ひしひしと伝わってくるんです。


プロの仕事ですね。
今のところかなりスキです。


悲劇が起きたのは、オレが長い旅行から帰ってきた前日のことでした。


訃報を知ったのは、家に帰ってから。




ZARDのアルバムはMDも含めて6枚持ってますが、
その中でも最新アルバムがいちばんお気に入りだったので、
次の作品も期待していたんです。



オレが初めて買ったシングルCDはZARDの「マイフレンド」。

そもそも、母親がクルマの中で「揺れる想い」のカセットテープを
よく流していたのが、オレが音楽を聴くようになったきっかけでした。



そういう音楽が、突然、時を止めてしまうなんて。

とても残念です。







とてもいいテレビ番組がある。



僕らの音楽



ミュージシャンのゲストが、
「いま一番会いたい」芸能人にオファーして、対談をする。

ゲストはライブを3曲、「生演奏」で披露する。
場合によってはコラボレーションもあり。



ホントにイイ番組だ。

バラエティを見ないオレにとっては、
フジでこんなステキなプログラムが放送されてることを知ってびっくり。




直近の2回の放送が内容的にかなりヒットメガホン



#151(07/03/30)レミオロメン×蒼井優

M1「3月9日」
M2「楽園」(イエモンの楽曲を吉井和哉と共演!)
M3「茜空」


この回のハイライトはTHE YELLOW MONKEY「楽園」のコラボレーション!
レミオの藤巻亮太は大ファンらしく、かなり緊張したと語っていたけど、
彼の声量も手伝ってしっかり自分の歌にできてた。演奏も実直。
吉井和哉が終始笑顔で歌っていたのも、ファンとして感慨深かった。



#150(07/03/23)Mr.Children×阿木燿子

M1「しるし」
M2「Mirror」
M3「彩り」


「プレイバックPart2」などたくさんのヒット曲を手がけた作詞家阿木燿子さん。
その詞に興味を持った桜井がリクエストしたらしい。
対談の内容はもっぱら作詞の話。
それがミスチルの楽曲のすばらしさを引き出すナイス・キャスティングなのよ。
対談内容とセットリストに関わりを持たせる演出もプロフェッショナルだ。




放送は毎週金曜23時30分~24時。

次回のゲストはENDLICHERI☆ENDLICHERIとDREAMS COME TRUE。
その次の回は絢香とコブクロ。
また気になるなー。


なかなかおもしろい組み合わせのときもあるし、
プロモーションのニオイがぷんぷんする組み合わせもある。
ちなみにスポンサーはSONY。






SUEMITSU & THE SUEMITH メジャー1stアルバム!

http://www.suemitsu-s.com/

ピアノを激しいビートで弾き鳴らす!

ピアノ好き、ロック好きのオレのツボど真ん中音符

ホントに金なくて迷ったけど買っちゃった。
もう大満足。



タワレコの店頭では
「クラシックとロックの融合」なんていうキャッチコピーで展開されてるけど、
むしろピアノをクラシックっぽさから完全に解放する力作だと思う。



シングル曲とアルバム曲を完全に分離する潔さもいいぞ!
ヘビーローテーション決定!







今日で10日連続更新。このブログを始めて以来初。
書きたいことがいっぱいあるって幸福だー。



音楽再生記録のページ(Disc Playing Journal)を先月にリニューアルして、
曲レビューの「WEEKLY MUSIC JOURNAL」として、週末更新にしました。

choooo's WEEKLY MUSIC JOURNAL


これで、9年間続けてきた音楽メモは、完全におしまいにします。


でも、これからもかたちを変えて、
音楽とそれに触れた自分との関係を記録し続けていきたいです。

それがたとえモノローグであるとしても。


The Music It's me.
I listen to music there I am.



ちょっと前に、中学時代の友達とカラオケに行きました。

昼のフリータイム。
学生最後のお楽しみってヤツね。


メンバーはオレとタツヤと中チャンと長サン。


ときどき「縛り」なんかも織り交ぜてみたりして。
春の曲縛り、英語曲縛りとかがあったけど
良かったのが「ミスチル縛り」。
4人それぞれが歌ったのは


「名もなき詩」
「フェイク」
「終わりなき旅」
「タガタメ」


ミスチルってすっげぇイイーと思ったね。

社会に対する不満とか心のわだかまりを、
この4曲を聞いただけでだいぶ吐き出せる。




カラオケはやっぱりけっこう疲れるかも。
呑んだ後にカラオケ行くなんて、学生のうちにしかできないと思います。
切実に。



ひさびさに普段聞いてる音楽のことについて書いてみる。

choooo Disc Playing Journal


今月はなんだろ。
さびしいのかな、オレ。


絢香 / 三日月

つながるテレビ@ヒューマンでずっと気になってた。
ホントこの曲好き。
自分でも不思議なくらい切ない気持ちになる。
歌詞にここまで反応示せたのが久しぶりだったのでびっくり。

絢香ってほんと唄うのが好きなんだな。
これまでのシングルすべて、
自分が歌うことへの自己主張が強いのなんのって。

ドリカム路線でいけば息の長い「アーティスト」になるような気がする。



フルカワミキ / Mirrors

聞いてていちばんナチュラルな気分になれたのはこのアルバム。
WMP開いて何聞こうか迷ったらいつもこれ流してる。



globe / maniac

最新アルバム。
昔よりゼッタイいいと思う。
非常につくりが丁寧で、
全盛期のように金儲け的な考えがないことは、
2枚組20曲という内容でも明らか。
TSUTAYAから借りてた一週間はヘビロテでした。



AAA / 出逢いのチカラ

mixiの「ちゅうさんのミュージック」11月のランキングで
ぶっちぎりのトップに立ってるのはこの曲。

サビの掛け合いがヤバい。
ボーカルにっしーの声に、自分の少年心が呼び起こされる。
何かやりたくなる。おっきなことを。
大切なものを守れることを証明したい。
ココロ震えてくる。ここで立ち止まってることに耐えられなくなる。
ゼンゼン粋じゃないし、カッコよくもないけど、
こんなふうに突き動かされる感情があることがとても、
人間的だな、って、そう思える曲。

「僕の夢がキミを笑顔にする キミの笑顔が僕の夢になる」

正直AAAにここまでやられてしまうとは思ってなかった。
品質は感動とは関係ないって言ったら失礼かな。





11月1日から音楽記録をノートからブログに切り替えた。
毎日1曲1曲思い出す作業がなくなったから、だいぶ楽になった。

これからはこんな風に再生記録だけ残して、
あとから特に印象に残ってる曲を書くことにしてみよう。



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