今回の参院選。
おれが選挙権を持ってからは、これほど接戦の国政選挙はなかった。
それでも、あと24時間もすれば大勢は見えてるはずだ。
また、政局になるのだろうか。



通常国会閉会後、そして公示前日の2度、
俺はTwitterで、投票をボイコットするとツイートしていた。
ネット選挙が解禁されなかったせいで、
投票する候補者を選ぶために必要な情報収集が妨げられていると考えるからだ。


もちろん、ネットでの選挙活動が禁じられていても、投票はできる。
でもそれでは、かりそめの選挙権を与えられているだけだ。
そもそも中選挙区と全国比例代表制の参院選が、
候補者の掲げる政策や公約を充分に理解した上で投票される選挙だと
想定するには、かなり無理があると思う。

でも、だとすれば、公職選挙法は俺たちに、
自分の投票に責任を持つことを期待していないということにならないか。

なんだか、日本の政治不信とそれって、関係があると思うのだ。


俺は、自分の判断に自信を持って候補者を選びたいし、
投票する人みんなが充分に情報を集めて投票するなら、
当選した人を、それが自分が投票しなかった人でも、支持できる。

でも、現実は、イメージと争点づくりが勝負のポイントであり、
この選挙の結果がどうなっても、きっと俺はこの国の政治に納得できない。


選挙制度のせいで、自分の投票行動が最適解だと自信を持って言えないのは、
おそらく、ネット選挙が解禁されても、結局変わらないとは思う。
それでも、ないよりはだいぶマシだ。



今回は、公示前に集められた情報だけで、候補者を選ぼうと思う。
国会議員を選ぶのだから、国会会期中に活躍できる人を選ばなきゃ。
選挙戦でいい事言ったり、無理やり団結を見せたりするのは、アピールにならない。

そんなに暇じゃないし、候補者全員の情報を集めるのは無茶だ。
やっぱり、たまたま情報が手に入った候補者の中から選ぶしかないのだろう。

その考えに基づいて、埼玉選挙区では、みんなの党の小林司氏、
比例代表では、民主党の藤末健三氏に投票しようと思う。

この2人は、他の候補者と比較して、ITスキル教育に関心がありそうだし、
実務家っぽいあたりも、共感できそう。
但し、これはあくまでイメージであって、事実確認はできないのだ。
ここに参院選の限界を感じるが、その結果が制度によって許容されているのなら、
俺は俺の投票行動に責任を取らなくてよいし、イメージで投票してよいのだろう。

でも、責任取らなくてよいなら、投票する意欲は失せるなぁ。
ラッキーなことに投票所が家から30mのところにあるから毎回投票してるけど、
もっと遠くだとしたら、確実にボイコットしてると思う。