BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2007年04月

毛利嘉孝先生の著書、「文化=政治」。


文化的なパフォーマンスが印象の強い、新しい政治活動、
あるいはもっと広く考えれば、文化と政治が一体のものとして存在する状態の
全世界同時多発的な拡がりについて書かれているテキストです。


例示されているのは、
1999年のWTOシアトル会議で起きた闘争
ノッティング・ヒル・カーニバル
「ストリートを取り返せ」運動(道路を占拠するデモ)
メキシコのサパティスタ(インターネットを駆使した政治デモ)
などでした。



「重要なのはフリーター層の中でも経済的にも文化的にも比較的恵まれた人びとがこうした新しい文化=政治運動を担っているという積極的な認識である。」
「だがその理解は、(中略)流動化している世界におけるある奇妙な、他者との複数形のアイデンティティの共有であり、未来の自分の階級的位置に対する漠然とした不安と危機感なのである。」
(p.186)




ひと昔前の社会運動が下火になったのはなぜか?
なぜ左翼エリートの啓蒙的な言説は「効かない」のか?


毛利さんが言うことをオレの言葉で解釈すればこうなる。

社会のスペクタクル化(情報/消費社会化)と
意識の個人化(社会の分節化)が進んだことによって、
他者に対する想像力を持つことが困難になり、
「連帯」がもはや死語になってしまったから。


左翼エリートによる「連帯」の呼びかけは、
ヒロイスティックで非現実的なものになってしまっている。



そんなことを書いてから、毛利さんは、
心的あるいは身体的と呼ばれる世界認識のあり方を要求する必要も
あるのではないかと述べている。

「私が最近の新しい文化=政治運動に期待しているのは、それがひとつのイデオロギーではなく、この身体的な反応によって動かされているからである。」
(p.200-201)






つまるところ最近のユニークな、お祭騒ぎ的な社会運動というのは、
文化を政治的活動に組み込むことで、
文化のもとに政治を取り戻そうとする運動なんだろうと思います。


文化と政治、僕らにはどちらも必要なわけで、
社会の向かうべき先を冷静に予見しようとすれば、
どうやら文化が政治を包摂する方向で進めていくのが適切な道筋なんでしょう。

ただし、現状では政治経済システムの中で文化が認識されているようです。

でも、たとえば巨大資本が市場を作って、
その枠の中で製品(消費財)を消費するように仕向けられているのが、
文化のあり方だというなら、あまりにもおもしろくないと思いませんか?


それと、システムに組み込まれない非消費的文化(ex.環境保護)にも
積極的な意味を見出すことは可能なのでしょうか。
これも21世紀の人類に課せられた重要な難題でしょう。



4月に入るとインターンのメンバーが大きく入れ替わりました。

6月入社の4人とアルバイトの女性が加わり、
さらに新しい業務も追加され、リスタートです。



ひしひしと感じるのは、「教えること」の難しさです。

学生時代に関わった学生組織でいちばん難しかったのもこれでした。


しかも今回の場合、教えるのと通常の業務を並行して進めるので、
それぞれの得手不得手を見極めながら、
業務に遅れが生じないような役割分担をしなきゃいけないのです。


人員は増えたけど業務も想像以上に増えました。
それを把握しきれずに、1日目は失敗。
17時までに終わらせなければならない業務があるのですが、
終わったのは18時頃でした。



これは新しい課題です。
でももう手は打ちました。
次の出勤日に結果を検証しようと思います。



今日、地元のせんげん台駅の前にある本屋で、
文地の松井先生にバッタリ会った。


実は同じ中学校出身で、実家も20mほどしか離れてないんだけど、
地元であったことにビックリするとともに、妙な感覚。

お世話になった街はつくばであって、春日部で繋がった関係じゃないから、
この街で会うことは想像のうちに無かったんだ。





明日、県議会議員の選挙があるんだけど、
つくづく思うけど、投票するに足りる情報が集まらない。



5人の候補のうち、ウェブサイトを持ってるのは3人だけ。


昼間にこの街にいないと、選挙カーに遭遇することもない。
(むしろ北千住の駅前で黒川紀章氏の演説に遭遇したし)


両親には支持する候補がいて、その候補のビラだけはとっておくから
その候補に関する情報は入るんだけど、
ほかの候補の「生きた」情報がほとんどない。



こうなると、両親の支持するその候補を「信任」して投票するか、
「不信任」して棄権するかしかなくなってしまう。




同期の他のヤツらの通勤時間がだいたい20~40分なのに対して、
一人暮らしの手間と家賃を惜しんで75分の通勤時間を犠牲にしたワケだけど、

ここには、この街から東京のど真ん中へ通うコミューターに降りかかる
生活空間と行政的存在空間の剥離がある。


日本のインフラを目指す企業で時間と体力を費やしてはたらくオレにとって、
「住んでるだけ」のこの街に対して何かできることはあるのかな?




というのは、日経新聞の広告のコピーだけど。



今日、仕事がすっごく楽しかった。

業務のひとつひとつがとてもエキサイティングに感じて、
終業時刻を過ぎてもついつい居残ってしまう。


仕事、やっぱり好きかも。




今週末に予定していた「京都の桜を見に行く旅」を急遽とりやめにした。


社会人になってからだって京都ぐらいなら気軽に行けるし、
お金のない今、交通費だけで2万円以上もかけて旅行する必然性はない。


というのはもっともらしい理由だけど、
やめた直接の理由は、実はアルバイト。

来週から業務体制がガラリと変わるから、
その初日に出勤したいと思ったのがきっかけ。


京都の桜を見るのもいいけど、
仕事をするのだっておもしろい。



こうしてオレはワーカホリックになってくんだろうな・・・走る

とてもいいテレビ番組がある。



僕らの音楽



ミュージシャンのゲストが、
「いま一番会いたい」芸能人にオファーして、対談をする。

ゲストはライブを3曲、「生演奏」で披露する。
場合によってはコラボレーションもあり。



ホントにイイ番組だ。

バラエティを見ないオレにとっては、
フジでこんなステキなプログラムが放送されてることを知ってびっくり。




直近の2回の放送が内容的にかなりヒットメガホン



#151(07/03/30)レミオロメン×蒼井優

M1「3月9日」
M2「楽園」(イエモンの楽曲を吉井和哉と共演!)
M3「茜空」


この回のハイライトはTHE YELLOW MONKEY「楽園」のコラボレーション!
レミオの藤巻亮太は大ファンらしく、かなり緊張したと語っていたけど、
彼の声量も手伝ってしっかり自分の歌にできてた。演奏も実直。
吉井和哉が終始笑顔で歌っていたのも、ファンとして感慨深かった。



#150(07/03/23)Mr.Children×阿木燿子

M1「しるし」
M2「Mirror」
M3「彩り」


「プレイバックPart2」などたくさんのヒット曲を手がけた作詞家阿木燿子さん。
その詞に興味を持った桜井がリクエストしたらしい。
対談の内容はもっぱら作詞の話。
それがミスチルの楽曲のすばらしさを引き出すナイス・キャスティングなのよ。
対談内容とセットリストに関わりを持たせる演出もプロフェッショナルだ。




放送は毎週金曜23時30分~24時。

次回のゲストはENDLICHERI☆ENDLICHERIとDREAMS COME TRUE。
その次の回は絢香とコブクロ。
また気になるなー。


なかなかおもしろい組み合わせのときもあるし、
プロモーションのニオイがぷんぷんする組み合わせもある。
ちなみにスポンサーはSONY。






SUEMITSU & THE SUEMITH メジャー1stアルバム!

http://www.suemitsu-s.com/

ピアノを激しいビートで弾き鳴らす!

ピアノ好き、ロック好きのオレのツボど真ん中音符

ホントに金なくて迷ったけど買っちゃった。
もう大満足。



タワレコの店頭では
「クラシックとロックの融合」なんていうキャッチコピーで展開されてるけど、
むしろピアノをクラシックっぽさから完全に解放する力作だと思う。



シングル曲とアルバム曲を完全に分離する潔さもいいぞ!
ヘビーローテーション決定!







今日で10日連続更新。このブログを始めて以来初。
書きたいことがいっぱいあるって幸福だー。



音楽再生記録のページ(Disc Playing Journal)を先月にリニューアルして、
曲レビューの「WEEKLY MUSIC JOURNAL」として、週末更新にしました。

choooo's WEEKLY MUSIC JOURNAL


これで、9年間続けてきた音楽メモは、完全におしまいにします。


でも、これからもかたちを変えて、
音楽とそれに触れた自分との関係を記録し続けていきたいです。

それがたとえモノローグであるとしても。


The Music It's me.
I listen to music there I am.





疎外感



70d418b1.jpg

今日、赤坂のホテルで行われた入社式に出席してきました。


「入社おめでとうございます!!クラッカー
と役員の方々からご挨拶はいただくのですが、


イヤ、オレまだ入社できないし。




会場の端っこに6月入社組の席が用意され、そこに固まって座るオレたち。

一般的なルートから外され、外部化されてしまったメンバーですよ。





基本的にはユニークであることはおもしろいので構わないんですけど・・・。

やはり、こういったセレモニー的な行事のときに、
かなり決定的な疎外感を味わうことになるんです。





その代わり、懇親会後に6月入社のメンバーでファストフード店に集まり、
いろいろ話をすることができたので、
団結は少しはできたのかな?

同じ寂しさを共有するものどうしで、
これから2ヶ月間&6月の研修で、仲良くやっていけそうです。









役員の式辞の中で、各事業の戦略について説明がありました。


つくづく思うんですが、
そしてこのブログでも思わず何度も書いてしまってるんですが、

自分の成長したい方向性とうちの会社の目指す方向性が、
ドンピシャなんです。

本気でこの会社をそういう方向に成長させていきたいと思うし、
それが会社からも第一義に求められることであるという、幸運。

もう迷うことはない。



なのに、なのに、そのスタートまではあと60日。



このやり場のない不満をすべて笑って済ませられるくらいに、
明確な目標を設定できたらいいんだけど、
どうやら他のメンバーも悩んでるみたいでした。





それで、今日ちょっと考え直してみて、気づいたんです。


どうやら、「今しかできないことをやる」を起点に考える必要は必ずしもない。

それよりも自分にとって充分にmotivativeであることの方が大事。
だって、先輩社員はそれを大切にして仕事をしてるんだもん。



東南アジアを貧乏旅行するよりインターンで働く方がmotivativeであるなら、
時間とお金をかけて海外に出かけるなんて逆にもったいないんじゃないか?



ということは、
?ビジネスパーソンとしての成長に直結するようなことで
?費用があまりかからなくて
?時間に余裕のある今しかできない
ことをやればいいんだと思います。





それで思いついたのは、生活習慣の見直しと部屋の整理電球

これをシステマティックにやる。




実はかなりチャレンジングな課題です。
6月からスタートダッシュするためにも実は重要だろうし。





よし、決めた!
60日間のメインプロジェクトはこれだ!

さっそく明日から計画を立てていこう。


自宅の近くの川べりに、桜の木がずらりと並んでいる。

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なんで桜ってあんなにキレイに思えるんだろう。

桜って、日本人にとっては
ただの「ピンク色の花」では片付けられないものだよな。

桜をこんなに愛するのって日本人だけなのかな?



花
冬を耐え忍んで、
春に美しい花を咲かせて、すぐに散っていく。

咲いているときも美しいし、
散るときも美しい。


晴れやかな花の節目の舞台から降りたら、
力強く緑の葉っぱクローバーをつけるようがんばれ、ってことを表してる気もする。


まったくの個人的なイメージではあるけど、
日本人って、目立たなくてもがんばれる国民だと思う。

でも、人生の中で一度くらいは晴れやかに目立ちたい。
その思いを、桜の花に込めてるんじゃないだろうか。


桜を見ると、ちょっと陽気な気分になる。


いちごいちごいちご


今日、友達とお花見をした。
大学の宿舎のそばの桜並木の芝生で。
4年前から2年前まで住んでた部屋のすぐそばだ。

明日から社会人になる人もいるのに、
どこまでものどかな集まり。


いちごいちごいちご


今年もまた、春が来た。

でも今年の春は、とーっても大きな節目となる、
「スタート」としての春なんだ。

桜の花に心躍らせたら、あとはちょいとストイックに行きたい。
夏に向かって暑くなるとともに自分のエンジンもアツくして、
秋ごろにはひとつ仕事で大きな成果を実らせていたいな。





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