BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2007年07月

職場の先輩とどう接すればいいのか、わかんない。



気づいた。


そういえばオレ、上下関係のある組織にいたことがないんだ。
正確には、1年目と2年目の差が大きい組織にいたことがない。




そんな、なんにもわかってないオレに、
オレの教育担当の先輩は、いろいろ教えてくれた。

メールの書き方、予定の立て方、ビールの注ぎ方・・・。




「社会には理不尽なことがいっぱい」って言うけれど、
そんな企業イズムを自分の成長に活かせるかが重要。


わかった。


オレがとるべきスタンスは、とにかく先輩を喜ばせるということ。

それって、これからオレが担当するお客様を喜ばせるということに、
しっかりつながってくるんだと思う。




スケジュール帳にびっしり予定を書き込んで、
しっかり管理しているつもりなのに、
なぜか、全然その予定通りに進まない。



比較的時間があったというか、
体に無理をかけても後でしっかり休めた学生時代なら、
それで行き詰まることは無かった。



けれど、そろそろ、

決められた時間内に業務を終わらせられない

というオレの悪いクセに、
そろそろ本気で向き合わなくちゃいけない時が来たみたいだ。




レポートを30分で書くと自分で決めて予定を組んだのに、
なぜ1時間もかかってしまうのか?


時間をブロックして業務処理に充てても、
終わってみれば、ほとんどなにも進んでないのはなぜか?


予定を組んだのに、その時間に別の業務をやろうとするのはなぜか?




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考えうる打開策

■休憩タイムをつくって集中力を上げる

■業務終了後の状況を先読みして、
  最低限決めなければならないことをリストアップし、
  それを埋めることを優先して取り組む



とりあえずはこんなところだろうか。

トライアンドエラーのつもりで、まずやってみよう。




集団研修が終わって、部署に配属され、
自分のデスクでのOJTに切り替わってから最初の1週間。



体調崩しっぱなしでした・・・。




念願の現場。
活気あるオフィス。スピードワーク。

ここではたらくのは、ホントにおもしろい!



だから、ストレスを感じている自覚はありません。
でもほかに思い当たる原因がないので、おそらくはストレス性腸炎。


俺ってストレスを溜めていることに自分では気づかないタイプみたい。





ストレスの原因はたぶん、スケジューリング。


たとえば研修のために先輩社員に時間をもらわなければいけないとき、
余裕あるかな?迷惑じゃないかな?
と心配しすぎて、なかなかお願いしに行けない。


上司からは「先回りして考えすぎ」と笑われました汗



「うじうじ気を遣ってるヒマがあったら言っちゃいなよ~。」
「せっかくの成長するための時間をムダにしてるってことでしょ?」
「好きなように行動してみなよ~。」


かわいらしい声でストレートに物を言う女性の上司です。
言い方が軽いので、素直に言われたことを受け止められます。





はやく自分の事を先輩たちに知ってもらわないとね!

先輩たちだって、素性のわからない俺とオフィスですれ違うの、
居心地が悪いはずだし、俺が我を見せることはいいことだ。


背中で見せて、腹割って話もしてくれる。

みんなすげぇいい人たち。






入社してからはじめての3連休。

買い物とプール以外、何したらいいかわからん。

会社の居心地が良すぎて、3日間がやたら長く感じる。

火曜日に出社するのが楽しみ音符




職場の先輩がさらにその先輩に

「あいつ鈍感力あるなぁ」

と言われていたのを聞いて、
自分はどうだろうと考えました。




1501c59d.jpg
鈍感力





知ってる人は知ってると思いますが、
僕は肉体的鈍感力はまったくありません。


香辛料も副硫煙も、スポーツしてかいた汗もダメ。

徹夜した次の日は思考回路停止してるし、
体にかけた負荷がストレートに行動に影響します。

まぢ敏感すぎです困った






それと比べれば、精神的鈍感力はあります。

最近まわりの友人から言われることを踏まえても、
けっこう「鈍感」なんじゃないかなと思います。




例えば・・・

・なんにもしなくても笑顔

・冗談に気づかない

・ユニークなら質にはこだわらない

・音楽や洋服の好みは、特定の系統に寄らない



自分がイイと思ったものは、
無理やりこじつけてでもイイもんなんだと評価してしまいます。



「これがスキ」という思いの強さが武器になるのであれば、
その素養はあるのかもしれません。

それをうまく人に伝える技術がまだ身についていないのですが・・・。








同期のnaotaがブログでこう書いてます。

   情報に対して敏感過ぎると、
   あれもこれも流行を追わないと落ち着かなくなり不安にさえなります。
   本当に自分に必要な情報だけを選択して、
   不必要な情報に「鈍感力」フィルタをかけるのが
   これから大切な能力ではないかと思います。




「とりあえず今は無視していい」情報って、いっぱいありますが、
研究志向の思考様式が染み付いているもので、未練たらしい部分もあります。



ビジネスの場では、
ヒトに敏感、
モノに鈍感、
カネと情報にバランス感覚を持って接するのがいいと思いました。









「本日は、朝のラッシュの影響によりまして、
この電車ただいま3分遅れで運行されております。
お急ぎのお客様にはたいへんご迷惑をおかけします。
心からお詫び申し上げます。」



週に2回ぐらいあります、こういうこと。

もちろん、いつも、それを見越して余裕をもって電車に乗ってますよ。




それにしても、こんなに頻繁に「心からお詫び」してしまって、
ココロが擦り減ったりしないのでしょうか?


第一、ラッシュの影響で(乗客の乗降に時間がかかったりして)
遅れてしまうのであれば、鉄道会社に非はないんじゃないかな?



と、思っていたのですが、

これぞ鉄道マンのプロフェッショナリズム

なのではないかと気づきました。




鉄道会社にとって、ラッシュが起きるというのは、
それだけ多くのお客様にご利用いただいてるということ。


しかし、そのお客様の多さにキャパシティが追いつかず、
サービスの質の低下(遅延、車内の混雑)を招いてしまっている。


お客様のご期待に応えられていないのです。




「期待に応えられない」。

これほど申し訳ないことはありません。

その鉄道を通勤に利用することを選んで頂いているのに、
充分なサービス提供ができないなんて、悔しいはずです。



プロ意識を持った車掌さんは、

ホントにこんな風に考えてお詫び放送をしているのかもしれません。




東京ではたらくビジネスパーソンたちを、
少しでも楽にしてあげてほしいです。

そうすれば、日本の元気は10%くらいUPするのでは?

鉄道には、社会インフラとしてそういう影響力があるはずです。

首都圏鉄道会社各社には、ぜひともがんばっていただきたいです。




仕事帰りに、丸ビルに入ってる「青山ブックセンター」に寄ってみた。

思っていたよりちっちゃくて、
これならオアゾの丸善の方がもちろんいろいろ探せると思ったけど、

立地から期待できるとおりオレの求める品揃えには応じてくれるので、
習慣的に雑誌等を買う行きつけの書店としては適ってると思った。




「日経ビジネスを購読することを勧める」

という方が周りに多くて、さすがにそろそろ気にかけようかなと思い、
手にとってパラパラめくってみる。



「8週間お試し購読」っていうのを、
つくばに住んでたときとこっち戻ってからと、2回やってて、
つまり実はけっこう読んでたことはあるんだけど。

感想としては、ハードウェア系、大手企業にリソースが偏りすぎてるので、
教養の読み物としては使えないとおもっていた。

記事はおもしろいんだけど。




社会人になった今であれば、読む価値はあると思う。

ただ、最新号は目を引く記事が無かったのでパス。

また来週ね。







書店にはいろんな本や雑誌が並んでいるけれど、

どれも自分よりはるかに経験のある人たちが書いたものなのだと思うと、
急に書店空間がサロンに変わったように感じる。


自分よりも高い視点で世の中を見ている人の言葉がそこにある。

その言葉に触れることは、今の自分にとってとても刺激的なことのはずだ。


と同時に、自分の行動範囲とはかけ離れた座標の視点から書かれた書籍も、
自分にとっては 革命的に刺激的な言葉で溢れている。





一方で、6年目の先輩社員の言葉。


新人の俺たちが手間取っていることなんて目を瞑っててもこなせるだろうし、

今ここから見える景色の中には無い、仕事の本質を語ってくれる。


追いつくことも無理なんじゃないかって思うぐらい、
高いところから自分たちを見てくれている。

その言葉に触れながらね、
手探りで道を見つけて、登っていくものなんだな。






ちなみに今日買った本: 『ウェブは資本主義を超える』池田伸夫





今さらココで書かなくてもみんなわかってると思うけど、

「人材業界」って、別に「人に関わる」仕事をやってるわけではない。


なんとなく「人材業界」とひと括りにできそうなビジネスの集合であって、
まとめることにはあまり意味が無いし、誤解を生むような気もする。




「人材業界」というものが

「人を扱う」「人に対して何らかのサービスを提供する」

というのは間違ってはいないだろう。

では、どういう点を無視して「人材業界」と括られてるんだろうか。





一般的に「人材ビジネス」に含まれると思われる事業を、
自分なりに分類してみた。

もちろん、個々の企業が展開しているものによっては、
横断的なものもあるかもしれないが、ここではとりあえず置いておく。




「アウトソーシング」・・・派遣、業務請負

「流動化」・・・求人広告、人材紹介、就職支援

「能力・人材開発」・・・研修(+スクール)、コンサルティング




「アウトソーシング」ビジネスっていうのは、
企業に対して人材を労働力として提供するサービス。
留意すべきなのは、派遣労働者の雇用主は派遣会社だということ。
つまり労働者に対してサービス提供は行っていないという点がミソ。


「流動化」ビジネスっていうのは、
企業と労働者それぞれを対象にして、
人材の需要と供給とをマッチングさせることを提供するサービス。
労働者に対するサービス提供が無償である点がミソ。


「能力・人材開発」ビジネスっていうのは、
個人を対象にして能力開発プログラムを提供するサービスと、
企業を対象にして人材開発プログラムを提供するサービスがある。
前者には英会話教室や塾、広い意味では私学も含まれるかもしれない。
「労働者」ではなく「個人」に対する有償サービスである点がミソ。
また、利潤追求の肯定によって「教育界」と線引きされる点もポイント。







「人と関わる仕事がしたい」
「人を元気にしたい」
「人を成長させたい」

そんな熱い思いを抱いていらっしゃる大学生のみなさん。


人材ビジネスはおもしろいけれど、それがいったい、
誰に対してどんなことをする仕事なのか、理解してもらって、
それに従事することに魅力を感じたら、

ぜひこのビジネスにジョインして欲しいと思います。






今日の日経新聞29面より。



米国で、富裕層の所得や資産が増え続け、格差が拡大している、
ということについて、書かれているのですが、


その要因をMITのオーター准教授が次のように指摘されています。


「専門的知識を必要とする弁護士や医師、経営者などは、
ITの導入で情報やデータの収集が飛躍的に効率化し、
生産性が大きく上がった。そのため報酬も高くなった。


IT化で工場の生産ラインや空港のチェックイン業務など
定型的な仕事が効率化され、人員削減が進んだ。


他方、サービス業の仕事は、人を減らすのが難しい。
(飲食店のウェーター、介護サービスの従事者などは、
IT化が進んでも減らしにくく、生産性も上がらないので賃金は低いまま。)


IT化で工場労働者などの仕事が消える一方、
経営者など高度な知識を必要とする仕事と、
サービス業の仕事は減らないため、賃金の二極化が加速した。」





IT化による格差拡大。


この現象は日本でも確実に起こっていることです。

米国に比べて経営者の権限が強くないので、
それに比べればゆるやかだということらしいのですが。









  文化資本の格差
?    ↓
  情報リテラシーの習得機会の格差
?    ↓
  就業機会の格差
?    ↓
  経済的格差



大雑把に書きましたが、
これが僕の大学時代の卒業研究テーマ(の半分)でした。

その研究の中で実は?についての分析が足りていなかったのですが、
この記事はこの部分を埋めてくれる知見だと思いました。




デジタル・デバイドは解消されたと言われるようになりましたが、

「デジタル化」がもたらす経済的な恩恵にあずかる人々と、

そうでない人々の間に、格差が現存しているというのが、

デジタル・デバイド問題の本質だと思います。





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