都会の生活感がとてもうまく出ているのは、全編即興演技だからだろうか。
冒頭のパーティのシーンは、編集や美術のスタッフも総出で演技していて、
個人的にかなりお気に入りの、魅力的なシーンになっている。
「喪失感を表現したかった」とは監督の弁。
主人公の真琴が「ひとりにしないで」と泣きじゃくるシーンを観たとき、
あ、シーソーってピッタリなタイトルだな、と思った。
通常、映画でモチーフとして用いられるシーソーってあまり必然性が無くて、
登場人物の関係のバランスが微妙に変わることの象徴でしかなかったりするけど、
この映画に関しては、バランスなんて振り切って喪失感がテーマ。
向かい合うのでなく、2人で同じ方向(カメラ)を向いてシーソーの両端に座るのは、
あまり観るようなことがないんじゃないか。おもしろかった。
冒頭のパーティのシーンは、編集や美術のスタッフも総出で演技していて、
個人的にかなりお気に入りの、魅力的なシーンになっている。
「喪失感を表現したかった」とは監督の弁。
主人公の真琴が「ひとりにしないで」と泣きじゃくるシーンを観たとき、
あ、シーソーってピッタリなタイトルだな、と思った。
通常、映画でモチーフとして用いられるシーソーってあまり必然性が無くて、
登場人物の関係のバランスが微妙に変わることの象徴でしかなかったりするけど、
この映画に関しては、バランスなんて振り切って喪失感がテーマ。
向かい合うのでなく、2人で同じ方向(カメラ)を向いてシーソーの両端に座るのは、
あまり観るようなことがないんじゃないか。おもしろかった。