BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2010年11月

ねとらぼ: 「大きな転機」――夏野氏、「尖閣ビデオ」「小沢生出演」語る

高齢者メディアの全国紙に、一斉に「ユーチューブとは」という解説記事が載った。
ちきりんの日記にも言及があるけど、新聞・テレビの2大マスメディアに代替しうるニューメディアの存在を、認めざるをえない事件だった。
新聞・テレビ報道の偏向っぷりに、若者たちの目の上のたんこぶたちが気づく最初のきっかけに過ぎないけど、2010年11月はエポックメイキングな時になった。

毎日新聞が「毎日RT」っていうアホなサービスを展開している。値段が高すぎるし、そもそもニーズがないから短命に終わると思うけど、その姿勢は買いたい。ネット上の情報と公共メディアの情報を断絶させたままでは、世代間対立が深刻になるのは必至だ。

オレは草食系男子を自認していたんだけど、草食系男子を批判する世の中の声を聞くと、どうやらその定義が違う気がして、自称するのをやめた。


肉食系というのは、オレの認識では、目的を持ち、その達成のために他社との競争を避けず、積極的に行動するタイプのこと。一方で草食系は、他者依存で受動的で、言われたことしかやらない、よく言えば任された事をミスなくこなすことを目指すタイプ。


オレは、そのどちらでもない。
どちらかと言えば、目的達成のために積極的に行動するタイプではあるけれど、他人を傷つけてまで達成したいことなんてない。資本主義を否定するわけではないけれど、経済資本や環境資源には限界があるから、その限られたパイをみんなで分け合う、他者収奪的でない未来を模索している。つまり、目的意識の有無という点では肉食系と同じだけど、その起点を他者に置くという点では草食系と同じなのだ。

この自分のタイプを、菜食系と呼んでみようと思う。
ベジタリアンの人たちは、強い意識を持って肉に手をつけない。それは主に、食肉の生産のために大量の飼料が使われ、世界の食糧問題の主因になっているという考えからだ。健康維持のためもあるかもしれないけど、自らの欲望のために飢えに苦しむ人を増やすのは避けようという問題意識がある。
人類が家畜を飼うのは、いつでも肉を食べられるようにしたいからだけど、こんなに回りに肉加工品が溢れてなくてもいいよな、って思う。肉って脂っこくて食べにくいし、その脂が過剰摂取により自らの体を蝕むことも知っているわけだから、手に入った時に食べるくらいでいいし、そういうライフスタイルも案外みんな受け容れられる気がする。


はい、オレは「菜食系男子」です。

Facebookが無料のローカル広告 ビジネス再編すべての始まり

Facebookのローカル広告参入は何を意味するのか(1)


米国Facebookが店舗向けの無料広告サービスに参入したことについて。
日本で言えばmixiに無料で広告を出稿できるようなものと考えると、衝撃だ。
世界中の多くの国で覇権を握っているFacebookが日本でも浸透するかどうか、
懐疑的な意見もそうでない意見もある状況だけど、競合は必ず次の一手を打ってくるはず。

ソーシャルメディアの台頭が既存の広告業にビジネスモデルの転換を迫る。
米国では既にそれが現実のものとなっている。



なおこの記事は、ライブドアのRSSでデフォルトで購読設定されてる独立系のニュースサイトから。
日本が工業社会から情報社会に移行するのを推進するという高尚なビジョンがあるみたいだけど、
こちらの投稿なんか読むと、やっぱりうまくいかないのねっていうこと。

けれどそのビジョン(メディアのコンセプト)に俺は非常に共感してる。こういうメディアは待望。
ITとかウェブに関心のある層って、ガジェットに対する興味の方が強いから、
俺はなんとなく疎外感もってて、テクノロジーとビジネスをつなぐジャーナリズムがずっと欲しかった。
日経の「ITPro」や「日経SYSTEMS」より一般読者向けで、「ストラテジー」よりタイムリーなものが。
「TechWave」はまだまだ記事の質が微妙だけど、立ち位置が貴重なので大事にしたい。



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