BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

2010年12月

滞米経験の長い編集長のもと、日本が工業社会から情報社会に
移行するのを推進するという存在意義を掲げているようですが、
まだ黒字化までの道のりは険しく長いようです。

ITとかウェブに関心のある層って、ガジェットに対する興味の方が強いので、
そういう「モノ」に対して興味の薄い私にはどうしても疎外感があって、
テクノロジーとビジネスをつなぐジャーナリズムがずっと欲しかったのです。
日経の「ITPro」や「日経SYSTEMS」より一般読者向けで、
「日経情報ストラテジー」よりWebコンシャスなものが。
「TechWave」はまだまだコンテンツが粗いのですが、
立ち位置が貴重なので大事にしたいメディアです。

・「プロフェッショナルになりたい」という目的意識を持つ
・人と話して思考スイッチを入れる
・直前にまとめて準備する
・仕事のパターンを固める
・身だしなみを整える
・忙しさをエネルギーに変える
・「はまる状態」を意図的に作り出す(ex.進捗状況をその都度表にまとめる)
・大きな目標を時々思い出す
・注意を必要とするメインの業務と注意を必要としないサブの作業を組み合わせる(※「注意の時分割方式」)
・「右脳系」の仕事を午前中にやる
・腹式呼吸で遠くを見てリラックス
・分析フレームワーク、数値、競合情報などの「マイデータベース」をつくる
・15分以上かかるToDoだけをスケジュールに書き込む
・15分以内のToDoはリストにしておいて、スキマ時間でこなす

(2007年の僕のスケジュール長から転載)

この土日から恵比寿の写真美術館でスタートした展覧会「かがやきの瞬間」に行ってきました。

  「スナップショットの魅力」展

  ニュー・スナップショット


「スナップショット」の定義ってよくわかってなかったけど、

下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影する写真。撮影される人物が身構えている写真スタジオでの撮影や記念撮影などに対し、日常の緊張が取れた姿(カメラを意識しない姿)から撮影される人物の自然さ(による魅力)を引き出し、記録するものである。(出典:Wikipedia)

とあります。風景写真もスナップショットに含まれるという認識はありませんでした。19世紀末に小型カメラが誕生してから、写真表現の中心はスナップショットが担ってきたということになります。


さて、この展覧会ですが、かなりよかったです。

収蔵作品展である「スナップショットの魅力」は、有名なフォトグラファーたちがブレイクするきっかけとなった作品を多数展示し、それこそスナップショットによる写真美術の歴史(1930年代以降)を振り返るような内容で、トレンドや表現手法がどのように変わりつつ受け継がれてきたのか、その概略が掴めるようになっています。初心者も写真好きも楽しめる内容。
特に、「RFK Funeral Train (ロバート・F・ケネディの葬式列車)」という作品は圧巻でした。そこにある同調性は圧倒的で恐ろしさすら感じますが、これを収めて写真集にしてしまう写真家って凄いです。

対する「ニュー・スナップショット」は、写美の展覧会シリーズ「日本の新進作家展」の第9弾。6人の参加作家のうち前半3人は、割とオーソドックスな写真を発表する方々で、後半3人はそれぞれ独特のアプローチで攻める方々。こちらの展示も、現在の日本の新進写真家たちの表現方法の拡がりをおおまかに掴めるようになっているのがよかったです。
ここで1名だけ推すとすれば、すでに亡くなられていますが、中村ハルコ氏の作品。イタリア・トスカーナ地方のある家族を撮影したこの作品を、ヨーロッパ信仰は持ち合わせていない僕はやや批判的に観たのですが、色鮮やかに家族の幸せを活き活きと写し取っていて、何でもない写真なのに、やけにインパクトがありました。

総じて期待以上。作品の凄さ以上に、表現論のトレンドの流れや大枠を掴める今回のような企画展のアイデアが素晴らしい。

来年2月6日まで続きますので、ぜひ!


恵比寿ガーデンシネマで「クリスマス・ストーリー」というフランス映画を観てきたのだけど、正直つまらなかった。クリスマスを前に久しぶりに再会した家族内の不和から起こる波風と各登場人物の感情の機微を描いた物語なのだけど、それぞれの人物がどうしてそんな発言をするのか、俺のフランス文化に対する造詣が浅いせいなのか、充分に理解できなかった。まず名前と顔を一致させるまでに一苦労。誰と誰が共感してて、社会的地位を持っているのは誰で、脇役陣は主役陣にどんな影響を与えることを期待されているのか。クラブハウスにいる女が夫の前で見知らぬ男性に肩を寄せる行為が、2009年のフランスでどんな意味を持つのか。つまりまとめて言えば、登場人物があるアクションを起こしたときに、それが常套的なものなのか、それとも意外性を持ったものなのか、わからないのだ。これでは話に置いてけぼりにされてしまう。あと、クリスマスである必然性がなかったのも不満要因。

さて、本編以上にがっかりしたのは、上映館であった恵比寿ガーデンシネマに対して。館内に着いて土曜初回のチケットを購入し、場内に入ってみると、まったく席が空いていない。空席が見つけられたのは前2列のみ。たまたまロビーに人が少なかったので大丈夫と考え、チケットカウンターで残席の確認をしなかった俺も悪いのだけど、劇場内がそんな状態だということを、整理番号を打刻するチケットカウンターのスタッフは当然把握しているはず。それなのに、チケット購入の際に注意喚起をしないのは不親切すぎるでしょう。そこで、だめもとで次の上映回への変更(=チケットのキャンセル)をお願いしようと不満を申し出たところ、不手際に対するお詫びの言葉もなくいきなり「キャンセルはできません」の一点張り。カチンときて、こちらの主張を押し通し、無理やり上映会を変更させました。
そんなこんなで鑑賞したわけですが、場内の温度設定高すぎて暑い。いったいこの映画館は何をしたいのでしょうか。来月28日をもって休館するという案内がありましたが、この運営の仕方では、存続できなくて当然でしょう。

社内で開かれたSI子会社の事業説明会に参加しました。
買収によりグループに入って約5年。親会社のシステム部門と同じフロアに入居してたり、人事異動もあるので、存在自体は近くに感じていたのですが、組織構造よくわからんし、その実態は謎のベールに包まれてて、強く興味を持っていたのです。
説明会では、経営方針、事業戦略、業界でのプレゼンス、強みと弱み、競合との差別化などが共有され、子会社の置かれた状況がなんとなくわかってきました。
僕はどちらかと言えば組織構造とか投資配分に興味があったのですが、他の参加者からは、アプリ開発はしないのか?とか、競合はどこなのか?とかいった質問が。エンジニアを採用する際の競合は?というまさに人材マンらしい質問もあり、フロントから同じ子会社を見る時の視点の違いも面白いですね。
とりあえず、親会社の経営方針と整合性が取れていることを確認できたのと、僕のように業務変革プレーヤーを目指す人たちが活躍してるんだなってことがわかって安心しました。機会さえあれば積極的に関わっていいってことですからね。

『ソーシャルグラフ』ってなんだろう? - その意味やビジネス価値,争奪戦まで総まとめ

by ITmedia オルタナティブ・ブログ 「In the looop」

斉藤 徹 さん(Twitter: @toru_saito )


ネット上では既にバズでなくなりつつある「ソーシャルグラフ」について、
実例と展望を含めて、図解も交えた解説。わかりやすいのでぜひ一読を。

日本でソーシャルグラフが普及する最大の障害は、「ネットは匿名が基本」と考えられていること
だと思います。欧米諸国や中国と比べると、日本人の匿名志向の強さは顕著です(※1)。
mixiはオープン化へ舵を切りましたが、既にネット上に自らのプライベートな行動ログを残している
ユーザーが、そのログをどう扱うのかわざわざ選択する手間をかけてまで、パブリックなSNSを
受け容れるかどうか。そうでなければ、ソーシャルグラフは生活にリーチすることができません。
さらに、「パブリック」と「プライベート」が混在する(※2)ウェブでは、ソーシャルグラフを活用する
技術設計は非常に難しく、もしくは効果が小さいのではないか、と私は考えています。



しかし一方で、僕の勤務する会社の主力事業である転職支援サービス会社の
コアターゲット層である26~35歳ホワイトカラー層に限って考えると、
実名登録が原則のFacebookが広く浸透する可能性は充分にあるわけですが、
もしそうなれば、求人企業がそのソーシャルグラフを利用して自社の
ターゲット人材に直接リーチすることも不可能ではありません。
つまり、これまで人材会社に払われていたフィーが、ウェブコンサル会社への
フィーに取って代わられるかもしれないということになります。
Twitterでベンチャーや中小企業の社長さんをフォローしていると、
「高い」「効果ない」「でも使うしかない」と、時々人材会社への
不満の声をキャッチすることがあります。有料職業紹介も求人広告も、
ビジネスモデルの基本は40年以上変わっていませんが、人と組織をつなげる形が
ダイナミックに変わるエポックがすぐそこまで迫っている今、むしろそれを推進して、
お客様の不満を解消していかなければいけないなぁと思うところです。


これまでブログでやっていたアウトプットがTwitterに
移ってしまって、更新が滞りがちだったのだけれど、
新たなブログの役割として、写真投稿を増やすのもありかも。


過ぎ行き<杉・雪>

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