智也さんからの提案。
「比現文のゼミみたいな、座談会みたいなものを作ろうよ。」
うーん。どうだろう。
智也さんの主張は、ほかのヤツらが何に関心を持っているのかわからないと都合が悪い、という事。
その必要性には、智也さんの長い説明と、オレ自身の進路の話を通して、納得はできたけど、
はたして機能するだろうか?
智也さんは、なんとなく集まるようなものにしたいと言ってたけど、俺なら、作るなら空回りしないものにしたい。
毎回テーマを決めて、とか、意見交換、とか、授業ほど真面目でもなく飲み会ほど気楽でもなく、という智也さんのコンセプトに、諸手を上げて賛同はできない。
とりあえずイエスと答えた。行動を起こすことは面白いことだから。
たとえ中途半端に終わったとしてもね。