今年の雙峰祭のテーマは「めぐりあい、つくば」。
今年のやどかり祭のテーマは「青春やどかり切符」。

大学新聞の取材で、スポデーのテーマを尋ねられた。

実委をやってた頃は、テーマなんて決めてどうするんだろうと否定的に考えてた。
けど最近、その意味を理解した。
たとえ運営側の自己満足でも、何らかのテーマで企画を総括することは、
イベントにとって重要なことだ。

だからと言って、俺はスポデーにもテーマを、とは思わない。
このイベントの性格がようやくわかってきた今、
それはスポデーにはそぐわないと思うからだ。

完全に学内向けの行事である以上、この行事は、
偶然この大学に籍を置く人々が、偶然作られたグラウンドで、
スポーツという既存の文化をツールにコミュニケーションを図る、
という行為が行われるレクリエーションであり、イベントではない。
その目的はしっかり学則で定められ、もはやコンセプトは必要ない。

参加者にとっては、大学が提供する青春の1ページであればそれでいい。
最も恩恵を受けるのは学生委員であって、
この行事のおかげでずいぶん楽しい思いをしてるし、
スポデーで自分の力を試すことができるのは貴重な経験だ。

その枠の中で勝手にコンセプトをつけるのも、決して悪くない。
スポーツの価値創造をテーマにしていろんな企画をやってコケてみてもいい。
ただ、新たな価値創造がなくても、スポデーはなくならないと楽観してみる。
幸いなことに存在するスポデーのロゴが、イベントとしての固有性を強めているのだ。