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サッカーW杯の熱狂を愛国心の表れと捉えていいのだろうか?



どうもしっくりこない「愛国心」。継続審議へ。



「国と郷土を愛する心」

自分の中にこの気持ちある?

「国と郷土に愛着を持つ」
ならばしっくりくるような気もする。



国を愛する気持ちっていうのは、対象に対する能動的な感情ではなく、
それに包含される様々な物事を愛する結果、
自然とわきあがってくる生まれてくるものじゃないか?

オレがサッカーの日本代表を応援するのは、
自分と同じバックグラウンドを持つチームだと信じられるからだと思う。

もしも天皇が、
オレの享受する消費者文化や価値観を包含する存在であるなら
オレは天皇を自然と愛することができるだろうね。

もしも天皇が、
オレの愛する友達や家族や敬う先人たちに代わり得る存在であるなら
オレは天皇を隣人として愛することになるだろう。



でも「国」も、象徴としての天皇も、愛の対象にはならない。
どちらも人工的に作られた概念であって、
オレが直接手を触れることはできない。

この国に豊かに存在するいろんな事が、
オレと「国」とを媒介してくれる。
サッカーの日本代表然り。