クリスマス。もともとは、
「自分に幸せを与えてくれる人に贈り物をする」イベントです。


聖書によれば、ペルシャの占星学者が、
誕生したばかりのキリストに黄金とお香と防腐剤をプレゼントしたのが、
クリスマスのはじまりなんですね。

・・・お香と防腐剤はぜいたく品だったんですね。


転じて、「大切な人に感謝の気持ちを伝える」日だと、
オレは解釈しています。




別にオレはクリスチャンじゃありません。
むしろ神信仰は時代錯誤だと思います。

けど、決して器用ではないオレがここまでやってこれて、そして来年から、
いよいよ成果を出すチャンスを掴める位置にまでたどり着こうとしているのは、
プロテスタンティズムという文化資本を親から受け継いだからだと思っています。


うちの父親は学歴もなくて頑固で薄給だけど、
あれほどストイックでプライドのある50代男子、
探しても簡単には見つからないと思います。

そんなクリスチャンの親を見てオレは、
勤勉が世界のテーゼであると信じて疑わずに育ってきました。

まさに「プロテスタンティズム」の価値規範です。



ただ、プロテスタンティズムで成功を勝ち取る時代は
終わりかけているんじゃないかと思います。


現在は、工業社会から情報社会への大転換期と言われます。

自分の財産や立場を守ることよりも、
有用な情報をいかに収集・活用して、
シチュエーションに合わせた行動の選択肢を持つかが重要です。
「転職」の一般化も、その現象と言えます。



守るなんてめんどくさい。
だったら所有しないほうがマシです。
マイホームもマイカーも要らない。
そのとき気に入った街に住みたいし、
そのとき気に入った車に乗りたい。


これからは、世間のテーゼに役立つ能力より、
そういう自分の考えを実行に移すための能力が高いほうが、
満足度の高い生活を手にすることができるんじゃないかな。

実はこれ、オレの卒論の結論だったりします…笑い