仕事をしてて気づかされたんだけど、
オレってルールを守るのがとことん苦手みたい。

決められた手順でものごとを処理するっていう
それだけのことなのに、なかなかできない。

マニュアルで決められた順番どおりにヒアリングしていけば、
きちんと相手の希望や不安を理解できるのに、
その場の雰囲気や相手の感情になんとなーく合わせてしまって、
気づけば実のある話ができないまま、時間だけが過ぎてしまっている。



それと併せて気づいたのは
これが実は、オレが数学が苦手だった理由なんじゃないかということ。

数学ってルールの集合みたいなもの。

でもオレは、公式とかルールなんて使わず、
出題者の意図やクセ、前後の出題の流れを踏まえてある程度答えを予測し、
暗算でできるところまで計算して、推測で答えてしまう。
その方が、はっきり言ってやりやすかったけど、
まぁ外れることも多かった。


スポーツのルールも、
なぜそのルールが必要なのかってとこまでしっかり納得できない限り、
ただ「やるな」って言われただけじゃなかなか守れない。


社会学においても、何らかの現象に、ある理論を適用しようと試みても、
それがうまくいかないことなんていくらでもある。

ステレオタイプも、単純な二分法も大嫌いだし、
だから、ルールを守るなんてナンセンスだって考え方が、
染み付いてしまっているのかもしれない。



自分で決めたスケジュールを自分で破ることは良くない。
そんなのわかってるけど、どうしても緩さに負けてしまうんだ。