
中央線には変な人が多い。
この話を同僚に話したら、激しく共感された(笑)
やはりそういう印象は他の人にもあるのか。
ちょっとイッちゃってる変わった人を、ほんと良く見かけるんです。
白いジャケットと綿パン、麦わらのハットを被り、
ハート型のサングラスをかけて音楽にノリノリなおじさん。
茶髪坊主頭で仕事帰り風の若い女性。
無化粧・髪もボサボサで、花柄の黒い袖無しブラウスに、
70年代のフォークと闘争の香りがするオバさん。
「あなたのとりこ」と書かれた白いTシャツを着た奥さんと、
ベビーカーを押す旦那さん夫婦。
中央線沿線が、住宅地でありながら文化の生成地区でもあることと、
関係しているのでしょうか?
山手線の外にある、若者に人気のある街として、
下北沢と並んで評される高円寺と吉祥寺を擁していることはどうでしょう?
それと、中央線の乗客の傾向としてもうひとつ挙げられるのが、
美男美女が皆無に近いこと。
男子学生たちも、ファッションに気を遣ってる人をほとんど見かけないし、
そのセンスのなさといったら!
女子学生はまだマシですが、目を引くような子はいないです。
中高生なんて、あと一歩間違えればハナ垂れ小僧になりそうなダサイのばっかり。
ビジネスマンでも、細身のスーツでビシッとキメてる人はまずいない。
美しい雰囲気を漂わせる感じのOLも滅多にいない。
地下鉄および東急線に乗っているこの層と比べると、差は火を見るより明らかです。
唯一見た目に気を遣っているのが、60代以上のおばあさん達だけ。
この要因を推測するヒントになりそうなのが、
若い男性のヘッドホン利用率の高さ。
おれの経験上、音楽フリークとファッションフリークは相容れない場合が多いと
勝手に思っています。
推測にはなりますが、この地域には、
周りに気を遣うことに執着することなく、自分の趣味嗜好を確固として持つ
という文化的素地が醸成されているのかもしれません。