深夜アニメ「デュラララ!!」

http://www.durarara.com/


池袋を舞台に、非日常的な登場人物たちが巻き起こす事件。
自分から見える事実だけが真実じゃない。
周りの人たちも、それぞれの考えに基づいて行動していて、
奇想天外な結果を生み続けながら、この世界は絶妙なバランスで廻っている。

そんな風に人間関係を描く青春ファンタジー。



テレビ放送の中盤から見始めたのに、展開にぐいぐい引き込まれ、
次の放送が楽しみで仕方なくなっていた。
それぞれのキャラクターが、次にどう動くか?
そのタイミングが、どんな結果に繋がるのか?

そんな放送も、この週末に最終回を迎えた。おもしろかった!
序盤がどうなったのか気になるので、DVDを早く借りたい!



イメージしやすい実在の街にフォーカスして、
その街のアイコンを活かしつつ非現実的な要素を持ち込む
という設定は、のめりこみ易いという点はよいのだけれど、
街のイメージに頼りすぎた作品は、それに飲み込まれて失敗する。

この作品は池袋のステレオタイプなイメージである(と思う)
「カラーギャング」「若者の集団抗争」「垢抜けない街」といった要素のうち、
かったるさみたいなものは、ハイテンションな展開でうまく払拭しつつ、
安定感の無さをうまく利用して、先の読めない不安を煽り、
視聴者をドキドキさせ、ハラハラもさせることに成功している。

特に、自分の言動がひとり歩きして、望んでもいないのに
他人を傷つけてしまう苦悩を、すごく丁寧に描き出しているのは、
ソーシャルメディアと触れ合って生きる僕にとって意味があった。