BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

カテゴリ: 映画

ハイスクール・ミュージカルのDVDを観た。
1、2、劇場版と続き、劇場版は全米で特大ヒットしたシリーズ。

ティーン向けのミュージカル映画が全米で大ヒット、ということで、
アメリカにミュージカル文化が根付いていることを改めて認識する。

超イケメンのザック・エフロンを主人公に据えた、
恋愛あり、スポーツありの学園のドタバタもの。
受け入れられ方は「花より男子」みたいなものだろうか。

序盤、軽快な音楽で盛り上げて、
終盤はセンチメンタルに、いろんな悩みが吐露され、
ラストは予定調和的にハッピーエンドへ驀進する。

お決まりのパターンだけど、入り込めればテンションがあがる。
エンターテインメントの鉄板。

ちなみに、ザック・エフロンのスーパー好青年キャラに惹かれて観た、
彼の自作「17アゲイン」は、意外に秀作。
映画自体のストーリーアイデア、展開もよく、
彼も、その経験に期待される以上の演技を見せている。


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ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない


じーんときた。
主人公マ男のセリフを聞いて、おれも今の会社に入った目的を思い出した。
おれは今も変わろうと努力しているだろうか。
あるいは、目指すべき姿に近づいているだろうか。


佐藤祐市監督の作品はおもしろいけど、今作は映像の明度がよくない。
行き場のない雰囲気を出すための演出だとは思うけど、
これなら、DVD化待って見てもいいと思います。
元気が出てきっと仕事の能率にも影響する、生産的な映画。


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もうロードショーがほとんど終わっちゃってるようですが、
映画「仏陀再誕」について。

YouTube - 仏陀再誕

「幸福の科学」の大川隆法氏が製作総指揮。
子安武人、三石琴乃といった有名声優を配し、
業界有数のVFXスタッフを揃えた超大作。


お口あんぐり、おもしろすぎて画面からひとときも目が離せませんでした。
超能力や霊能力を使う人物たちが当たり前のように登場し、
ヒロインが宗教家の「空野太陽」氏とともに悪の野望に立ち向かう。
ヒーローがベージュのスーツをかっちり着こなしてるのが
映画としてはかなり新鮮ですが、後光差しすぎでいささか眩しいです。
そして極めつけは、韓国人歌手が歌うエンディングテーマ
「悟りにチャレンジ」(!)・・・。
協賛企業名が延々と並ぶエンドロールも、一見の価値あり。


この映画の目的は、会員(というのかどうかは知らないけど)の皆さんに、
伝道行為を自己肯定してもらうことかなーというのが僕の感想です。

興味本位というか、宗教教団体が伝道行為をどう描写するのかが
気になってこの映画を観たのですが、
そのシーンは期待通り、割とていねいに描かれていて、
なるほど宗教はこうやって伝播するのかと、少し納得したのでした。


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来月公開の映画「ゼロの焦点」のプレミア上映を観にいきました!

有名な原作小説ですがオレは読んだことなくて、
ストーリーを知らないままで鑑賞しました。

特に何か目を引くものってないかもしれないけど、
映画全体を見たときに漂う良質感というか、
シンプルに「いい」と思えるという感想は、
舞台挨拶に立った出演者たちの言葉どおり。

劇中で中谷美紀と木村多江が、自身の境遇を嘆きつつ、
未来に希望を抱いて歌う「この道」は、それこそ涙もの。
サスペンスっていう言葉で括って読者を限定するのが
あまりにももったいない、原作のよさがわかります。
それに引けをとらないために配された、豪華な出演陣。
贅沢なエンターテインメント映画!


舞台挨拶で広末涼子を見ました。
「観客席」から次々と「涼子ちゃーん」と声援がとぶ様子、
ぜんぜんうまくない挨拶、いい意味で大物アイドル女優。


年末見るならこの映画で決まりだと思う。

新宿三丁目の「シネマート新宿」で上映中の映画。

『無防備』 オフィシャルサイト

予告編映像はコチラ


女性にとって「出産」であり、子どもにとって「誕生」であるあの瞬間、
男性の胸に去来するのはどんな感情だろうか?
自分の手の届かないところで起こるそのできごとを、
この目に収めておきたいと思い、映画館に足を運んだ。


その瞬間は、頭が真っ白になるような感覚だった。

スクリーンで観る重要性がある。その場に臨んでいる感覚を前提に、
この作品の基本素材「出産」「誕生」はとてつもなく強く輝いてみせるのだ。

泥まみれの主役の汚い顔が、世界一美しい泣き顔に変わった。

サマーウォーズ、観にいきました!


2度目。



同じ映画をスクリーンで2度観たのは初めて。



そして、2度目の方が泣ける





ディテールが良く見えて、製作者の意図するところに近づけると、
そのテーマについて世界はどう反応するだろうかと思い巡らせたり、
あるいは自分の行いを振り返って誇らしくなったり、あるいは後悔したり。



スクリーンに描かれたあの青空は、ホンモノの青空以上に、多くのことを語っていた。

そして、あの青空を守るための、本気の闘いが、スクリーンに描かれていた。





2009年も折り返しを過ぎてもう7月。
たいへん遅ればせながら、昨年の公開映画の
お気に入りランキングTOP10をまとめました。

いずれの作品もほんとにオススメ。
DVDレンタルも既に出揃っているので、ぜひ!夏休みに観てみてください!


2008年のお気に入り映画TOP10 - Choo DATABASE & REVIEW




西川美和監督、鶴瓶主演の「ディア・ドクター」は確実に今年のNo.1を争う名作。

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この映画は感動作でも謎解きものでもない。
宣伝では「嘘」の内容を勿体ぶっているけど、予告編やその他の事前情報ですぐに見破れるし、
むしろ「嘘」の内容を了解した上で観たほうが、「入ってくる」ものが多いだろうと思う。


個人的に強烈に苦しく刺さったセリフ。
「誰も伊野の話を聴こうとしていない。お前らが伊野を本物に仕立てたんじゃないのか。」

気を利かせたつもりの信頼関係が本当は誰のためなのか、それが人を苦しませているかもしれない。
善意とも悪意ともいえないただ醜悪な欲で動くのが人間という生き物なのかもしれない。
観る者に自問させ、役割とか信頼とか資格とか成果とかについて問い直す。
実は大きなテーマは用意されてない。だからこそ各自の不安や問題意識に寄り添える。
観ながらこんなに入り込んでしまった作品はこれまでなかった。

予告編映像はこちら





ついでの話だけど、観る映画を監督で決めることが多いもんだから、
最近観た映画の主演が鶴瓶やカンニング竹山っていう、あまり涼しくない状況。
でも「守護天使」は、主演のカンニング竹山の超カッコいいシーンが最高!



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