BLOG by tdswordsworks

ACTIVATE MY MIND. Still Feb 4th 2004 -twitterに書ききれない雑感など-

カテゴリ: 文化・芸術・都市

9月にGEISAIっていうごった煮的アートイベントに遊びに行って、
とてもおもしろかったから、
そこで知ったデザイン・フェスタっていうイベントに遊びに行きました。



GEISAI #11

デザインフェスタ




GEISAIの方は審査が入って芸術性を競うイベントでもあることから、多くのブースが「ぜひ観ていってください」「感想ください」というスタンスでした。特に絵とか写真を鑑賞するのが時間の許す限り楽しめたイベントでした。

一方で通称「デザフェス」の方は、出店内容の幅がもっと広く、芸大・スクール関係者以外の方もかなり出展してました。スタンスも「気に入ったらぜひ買ってください」といった感じで、ほとんどのブースが値段をちゃんと掲げてました。
俺は、がらくたでつくったオリジナルのネックレスや、気に入った写真や絵のポストカードをけっこういっぱい買って帰りました。



次回も遊びに行きたいな。
一緒に行ってくれる人いないかな?

刺激的で愉快な休日が過ごせるよ!




コートが見つからない。

就活のために初めて買ったコートで、3年使ってきた。

汚れてきたしデザインにも飽きてしまったから、
次のシーズンは新しいのを買おうかな
なんて思ってたけど…、
どこにしまったんだろうか、思い出せない。



そんな不遇に後押しされて、
新しい通勤用コートを買いに行った。



会員セールで安く買おうと思ってたけど、
他の店で見た4万円のコートが気に入ってしまって。他の店を回っても頭の中に残るのはそのコート。


色はグレー。
工芸品みたいな織柄で、
所々に水色や茶色の糸を入れた表情豊かな生地。
スタンドカラーは、留める部分が
外側に向かってつけられてて邪魔にならない。
機能性もあって、値段以外にケチをつけるところがない。



「に、二回払いで…。」


毎日着るものだから、高くても払ったぶんを回収できるでしょう。

最近はウキウキ通勤o(^o^)oです。

つくばのみんなが気になってたであろう吾妻中のあれ、
早稲田大学が作った風力発電の風車だっていうのは、知ってた。

でも、まさか訴訟になっていようとはね・・・。


つくば市の回らぬ風車、早大に2億円賠償命令



風車とは言っても、それは、宇宙と更新ができちゃいそうな外見の構造物で、
映画「コンタクト」の加速器を思い起こさせる。


最初、吾妻中や矢田部小の脇を通るたび
「あれは何なんだろう?何だか回転しそう・・・」とか推測してたけど、
「回転する」ように設計されたのにほとんど回転しなかった、
というのが実際のところらしい。

一度だけ、とても風の強い日に、すごいスピードでびゅんびゅん回ってるのを見たことがある。
それを見て、直感的に風車だってわかったんだ。
あんなものが回ってる様子は、なかなかドキドキモノだった。

でも同時に、あんな重い風車じゃ効率悪そう、とも思った。




プラレールのパーツってこんなにたくさん種類があったんだぁ・・・

という発見。



トーキョーワンダーサイト渋谷

http://www.tokyo-ws.org/shibuya/index.html



渋谷で、30分時間が空いたら、
暇つぶしでいいから行ってみて。

鉄道のレールが芸術だって事、わかるから。




もともと写真を撮るのはケータイ派だった。


写真を撮るのがすごく好きで、
修学旅行では誰よりもたくさんフィルムを使っていたと思う。

初のカメラ付きケータイがJ-PHONEから発売されたとき、
まっさきにDoCoMoから乗り換えたし、
機種変更の優先基準はカメラの性能だった。

けれど、昨年末の機種変更では諸々の事情で「うすさ」を優先したため、
以前よりグレードダウンした機能にかなり不満を持っていた。


一方で、デジカメはすごい速さで軽量化・コンパクト化が進んでいて、
休日のお出かけでもカメラを持ち歩きたい俺のニーズに耐えうる
アイテムに成長したと判断。

ついに今年の7月に初めてデジカメを買って、写真を撮り溜めてきた。




カメラマンの父親いわく、俺には才能がない、らしいけど、
おかまいなしに、mixiにアップしている。

撮る対象は、都市の建造物、道路、鉄道のレールが多い。

まぁ、興味があれば、ぜひ見てくだされ。


mixiフォトアルバム




副都心線、初のラッシュでダイヤ大幅乱れ


6月14日(土)に開業した副都心線ですが、
初の平日となった16日(月)、心配してたことが現実になってしまったようです。


東武東上線と西武池袋線から新宿、渋谷方面に通う人の数は半端じゃない。
それだけの通勤客をかっさらって、かつ、
東京メトロとしてノウハウの不足する急行列車の運行となれば、
朝のダイヤに影響を与えるだろう事はカンタンに想像できます。


但し、僕にとっての副都心線の利用価値は、
会社帰りに渋谷に寄りやすくなるぐらいなんですけどね。


これは個人的な意見ですが、副都心線の延伸を希望します。
渋谷からさらに明治通の地下を進み、
白金高輪・白金台・高輪台のいずれかと連絡して、
品川駅東口のビジネス地区に新駅を造り、
終点の天王洲アイルでモノレール・りんかい線と連絡。

これ、超便利じゃないかと思うんですが、どーでしょうか!?


川俣正プロジェクト「通路」



あなたが歩くとき、
それを規定するものはなにか、感覚を研ぎ澄まして考えてみて。

あなたが活動するとき、
あなたのモチベーションを物理的側面から上げてくれるものはないだろうか。

あなたが生活する空間を、
壁という点から見直していろいろ考えてみると、おもしろくなるはず。

あなたが働きかける世界に対して、
あなたの身体がどのように対峙しているのか、考えてみてほしい。



東京都現代美術館で行われていた展示は終了してしまいましたが、
川俣正さんの「通路」プロジェクトは非常に興味深いものでした。



普段通り過ぎている道路や線路も、
「どうしてここでカーブしているんだろう」なんて考えたらおもしろい。

通路は、決して無機質ではないと思うのです。



わかるかなー、この感覚。


長野聖火リレーは、予想していたよりも大きな騒動になってしまったようで。

ブログでこの件について書こうとしている僕はもともと、
聖火ランナーを務めるタレント選手たちのコメントに納得がいっていなかったのです。

「オリンピックに政治の問題を持ち込まないで。」
それって、誰に言ってるの?

沿道で中国の旗を振る人たちに対して?
それとも「Free Tibet!!!」と叫ぶデモの参加者に対して?

日本国家にとっては、建前上は中国の内政問題であるけれど、
もう少し広い視野で見てもらえれば、チベットにおける人権問題だとわかってもらえるはず。

世界には、人権を守られず苦しみながら結果を残したアスリートが大勢いる中で、
国際経験豊かな日本のトップアスリートからそんな言葉が出るなんて、唖然。



人権の問題は、往々にして公の場で語られる機会を得られにくいから、
注目されるべき場所で、注目される私人(芸能人とか)が語るのが世界の常識だったりする。

無論、騒ぎを起こすことを好まない日本人の品格も非常に立派だと思うけれど、
人権の問題に関してまで黙って融和ムードをつくろうとする感覚には、僕個人としては相容れない。



一方で、「Free Tibet!!!」と叫ぶ抗議そのものにも僕は疑問を持っている。
そのまま訳せば「チベットに自由を」となるのだけど、
この「Free Tibet」というのはもともと、チベット独立を訴えるスローガンだったはずだ。

そうなると、文字通り「オリンピックに政治を持ち込んでいる」ことになる。

今回の騒動、マスメディアの責任は大きいのだけれど、
チベット支持派が何を訴えているのかが曖昧にされてしまっていて、非常にわかりづらい。




参考までに、mixi内を歩き回ってみつけた、長野の抗議活動に参加した方の日記を転載。
マスメディアによる報道の不足部分を補うつもりで掲載します。
転載許可不要との事ですので、問題意識を持たれた方は更なる転載をお願いします。

mixi入れる方は画像つきのコチラをどうぞ。


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町には何台もの大型バスが乗り入れ、中国人が降りてくる。
僕らがそれぞれ旗を作り、プラカードを作り、前日からカラオケボックスで寝ていたのに対し、
彼らは中国大使館から支給された巨大な旗と、チャーターバスで堂々登場した。

善光寺参拝が終わり、街中へ。
とりあえず聖火リレー出発地点へ向かった。
ここで日本とは思えない景色を目にした。

出発地点に、中国の旗を持った人は入場できるが、チベットの旗を持った人は入れない。
警察の言い分。
「危険だから」
じゃあ、何で中国人はいいんだ?
「......ご協力お願いします。」

は?
それやらせじゃん。
中国国旗しかない沿道って、警察が作ってるんじゃん。

この後TBSの取材が来た。
チベットサポーターの1人が、
「日中記者交換協定があるから映せないのか?」とアナウンサーに聞いた。
アナウンサーは「は?勝手に叫んでれば?」
と吐き捨てて消えた。

街中に行くとどこに行ってもFREETIBETと叫んでいる。
そこに中国人が押し寄せ、罵声を浴びせてくる。


交差点で中国人と僕らが入り乱れた。
突然Mちゃんが顔面を殴られた。
僕は殴った中国人のババアを捕まえて、目の前の警察に言った。
「こいつ殴ったぞ!!」
警察は何もしなかった。

ババアが俺の手を噛んだ。手から血が出た。
警察と目が合った。
警察は何もしなかった。

ババアが僕の顔面を殴ってきた。
周りのチベットーサポーターが、
「おい、警察、現行犯だろ、捕まえろよ!!!!」
と言ったのに、
警察は何もしなかった。

これが抗議活動中じゃなかったら、普通にブチ切れて乱闘になってる。
でも非暴力を貫く為、ひたすら耐えた。

Mちゃんが1日かけて一生懸命書いたプラカードを、
中国人が叩き落とした。
拾おうとするMちゃん。踏みつける中国人。
「おい、てめー何やってんだよ!」と制止に入った。
2mくらいの距離に警察がいたが、何もしなかった。


街中いたるところで抗議合戦。
救急車が来たり大騒ぎ。
僕らはひたすら抗議活動をした。

雨が降ってきた。
それでも誰も抗議を辞めなかった。
中国人がかたまってる交差点を、
Tさんと旗を振りながら渡った。
沿道の中国人は蹴りを入れてくる。
とても沿道に入れず、車道を歩いていた。
警察が来て言った。
「早く沿道に入りなさい!!」
は?今入ったらボコられるじゃん。
なんで日本人の安全を守ってくれないの?
「じゃあ、あいつらに蹴りいれるの辞めさせろよ!!」と僕は叫んだ。
警察は「ご協力お願いします」と言った。


雨の中、聖火リレーのゴール地点へ向かった。
何故か中国人とチベットサポーターに分けられた。
警察は、「後で聖火の方に誘導するから。」と言った。
嘘だった。
ゴールの公園の外の何も無いスペースにチベットサポーターは閉じ込められた。
聖火なんか、どこにもなかった。
目の前には警察が何十人も取り囲んでいた。
こんな場所じゃ、声すら届かない。
数百人のチベットサポーターは、泣きながら警察に向かって叫ぶだけだった。
国境無き記者団もこちら側に来させられていた。
代表がマスコミのインタビューに答えていた。

聖火リレーがいつ終わったのかも分からないまま、
土砂降りの中僕らは叫び続けた。
この声を、伝えることすら出来ないのかと思ったら涙が溢れてきた。
MちゃんもF君も泣いていた。
こんなのってあんまりだ。
せめて伝えて欲しいだけなのに。
この叫びを聞いていたのは目の前に並んだ警察だけだった。



チベット人の代表が弾圧の現状を訴えた。
涙が止まらなかった。
内モンゴルの代表が弾圧の現状を訴えた。
涙がとまらなかった。

伝えたい。ただ伝えたいだけなのに、国家権力によって封殺された。
悔しい。悔しい。

日本は最低な国だ。
平和だ、人権だと騒ぐ割には、
中国の圧力に負けて平気でこういう事をする。
警察を使って。

帰りに携帯でニュースを見た。
「聖火リレーは無事終了。沿道は大歓迎ムード。」
「聖火リレーで日本人5人逮捕。中国人留学生に怪我。」

僕は愕然とした。
この国のマスコミは終わったと感じた。

あの怒号は、
僕らが受けた痛みは、
彼らの悲痛な叫びは、
どこに反映されたのだろう。


警察によって意図的に中国人のみの沿道を作り、
そこをマスコミは撮影し、
中国人の暴力を黙認して、日本人を逮捕する。
これが日本のやることか?
ここは本当に日本なのか?
中国の旗を持たないと歩けない沿道って何なんだ?

この国は最低な国です。
チベット人は泣きながらありがとうと言っていたけれど、
僕は彼らに謝りたかった。
初めて日本人であることを恥じた。

帰り道、僕らは泣いた。

お台場という街はあまり好きになれない。

東京という都市があまりに不完全すぎて、
それなら完璧な街をつくろうという要請に応えて建設された、東京のフロンティア。
完全無欠の港湾施設、ホテル、展示場、アミューズメントスポットが点在する。

そこに集うということは、さながら東京から放り出される感じに似ていやしないか。
人間が求めるもうひとつの都市機能、人とのふれあいから隔離されて。


ひとりで仕事で行くと、軽く気が狂いそうになる。
お台場ですれ違う人たちの表情もどこか孤独だ。



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